偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Tweet(〜8/30)

美味しい野菜ジュースと不味い野菜ジュースの間くらいの野菜ジュースがあると嬉しいんだけど。 火曜日。 妻とお出かけの日。 朝から家でトウィンクルトウィンクルキラーケーンを観た後、妻が旅行会社に沖縄旅行の予約をしに行ったので私は抹殺ゴスゴッズを読…

リンダリンダリンダ(2005)

4K版が上映されるということで、大学生の頃に家で観て以来2度目を映画館に観に行きました。 前観た時は単純に家だったのもあるし(音楽映画は劇場で観ると楽しい!)、自分もまだ若くてかえってこのどストレートな青春映画に気恥ずかしさや嫉妬を感じてしまっ…

国宝(2025)

任侠の家の息子・喜久雄は抗争によって目の前で父親を殺され、敵討ちに失敗して父の知人である歌舞伎役者・花井半二郎の家に引き取られる。花井家の息子・俊介と共に厳しい歌舞伎の稽古を積んだ喜久雄は、やがて俊介とコンビで歌舞伎界期待の新人として売り…

panpanya『魚社会』感想

panpanyaさんの8冊目の作品集。魚社会 (楽園コミックス)作者:panpanya白泉社Amazon前回読んだ時から1年弱ぶりくらいに読みましたがやはりこのくらいのペースで読むとちょうどいい、たまに摂取して安心したくなる作家さん。 てか著者の初めて読んだ作品の感想…

よしながふみ『環と周』感想

前から何冊か読んでいて漫画上手すぎてヤベーぞ、と思っているよしながふみさんの単巻の連作集で、本作は大学の後輩のくみこに教えてもらって読みました。いつもありがとう。環と周 (マーガレットコミックスDIGITAL)作者:よしながふみ集英社Amazonてなわけで…

Tweet(〜8/24)

木曜日。 覚王山に野暮用があったので、ハンバーガー激戦区(?)であるらしい覚王山のハンバーガーを食べてみようと思ってブーストバーガーへ行った。 やっぱグルメバーガーは美味いし、でも思ったよりリーズナブルで良い感じでした。しばらく覚王山に野暮用…

2025年8月に聴いた音楽まとめ

strongboi『strongboi』strongboistrongboiAmazon南アフリカ出身のドイツのシンガーAlice Phoebe Louのサイドプロジェクト、らしいです。Alice Phoebe Louという名前は聞いたことあったけど、このユニットはたまたまサ店で流れてて良いなと思って聴いたやつ…

汚れた顔の天使(1938)

悪童のロッキーとジェリーは貨物列車に泥棒に入るが警官に追われる。ジェリーは何とか逃げ延びたが、ロッキーは捕まってしまい、それから悪事を繰り返し、やがてギャングになる。久しぶりに娑婆に出たロッキーは故郷の街は戻りジェリーに会うが、彼は聖職者…

ONCE ダブリンの街角で(2007)

ダブリンで家電修理屋の父を手伝いながらストリートシンガーをして暮らす男はある日、彼の歌に惹かれたチェコ系移民の女に話しかけられる。ピアノ弾きの女は、男を馴染みの楽器店に誘い、そこで2人はセッションをする。2人は音楽を通じて心を通わせていくが.…

ロビンフッドの冒険(1938)

12世紀末のイングランドでは、十字軍遠征で国を離れたリチャード王に変わって王弟のジョンとガイ卿がノルマン人を優遇しサクソン人への圧政を行っていた。罪なき人々への迫害に憤ったロビン・フッドは、仲間を集めて森に立て篭もり、王弟に反旗を翻す......…

MOON GARDEN/ムーンガーデン(2022)

両親の喧嘩が原因で自宅の階段から転落し昏睡状態となった幼い少女エマ。彼女が目を覚ますとそこは不思議な世界だった。両親の声が聞こえるラジオを手に家に帰る道を探す彼女だったが、顔が空洞で歯だけがある怪人に追われ......。ギレルモデルトロやシュバ…

フランシス・ハ(2012)

バレエ・ダンサーを目指しながらも団員になれず燻る27歳のフランシス。大学時代からの親友ソフィーとニューヨークで2人暮らしをするフランシスは、彼氏に同棲を切り出されてソフィーとの暮らしを優先して別れることにする。しかし、ソフィーは相談もなく部屋…

ジョニーは戦場へ行った(1971)

第一次大戦下、ヨーロッパ戦線に志願して出征した青年ジョーは砲撃を受ける。病院のベッドで目覚めると、四肢と顔のほとんどを失い視覚も聴覚もなく話すこともできない体になっていて......。監督のダルトン・トランボはハリウッドの脚本家として活躍してい…

スペース・シャーク(2024)

〈あらすじ〉 スペースからシャークが来る!スペース・シャークエリック・ロバーツAmazon ......というわけで、今は亡き大須シネマを偲んで、家で勝手にZ級サメ映画を観ちゃったんですが、あれは映画館までわざわざ行ってわざわざ金と時間の無駄としか思えな…

デイジー・ジョンソン『九月と七月の姉妹』感想

ヨルゴス・ランティモスのパートナーで俳優のアリアン・ラベドの初監督作でもある、本書を原作とした映画がもうすぐ公開されます。映画の方から知って、予習として先に原作である本書から読んでみました。九月と七月の姉妹作者:デイジー・ジョンソン東京創元…

小山田浩子+大竹昭子『嘘がつけない人』感想

大竹昭子によるZINE(になるのかな?)のレーベル〈カタリココ文庫〉から、私の好きな小山田浩子さんとの対談&掌編が出ていたので買って読んでみました。 というわけで本書ですが、大竹・小山田両氏の対談に加え、それぞれが書き下ろした、1枚の写真を元にした…

瀬名秀明『パラサイト・イヴ』感想

第2回日本ホラー小説大賞を受賞(ただし第1回は大賞なしなので史上初の大賞!)した著者デビュー作。パラサイト・イヴ(新潮文庫)作者:瀬名 秀明新潮社Amazon名前だけはもちろん知っていましたが、『現代ホラーを知るための100冊』みたいな本に載ってたのでつ…

グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』感想

図書館でたまたま見かけて、この著者名で「日本文学」の棚に置いてあったのと、森見登美彦ファンだから鴨川というワードにも反応して借りてみました。 (ちなみにタイトルから京都の陸上部の高校生が繰り広げる甘酸っぱい青春小説だと思ってたら全然違った笑…

朱野帰子『くらやみガールズトーク』感想

『現代ホラー小説を知るための100冊』で紹介されていたので読んでみました。くらやみガールズトーク (角川文庫)作者:朱野 帰子KADOKAWAAmazon『わたし、定時で帰ります。』が著名な朱野帰子さんによるホラー短編集。 タイトル通り、女性を主役とした8編から…

駐車場

久々に絵を描いた......というか実は描いてボツにしたりとかもしてたんだけど、久々にとりあえず最後まで描きました。 元々は普通の駐車場の写真を元に描いたんだけど、夏っぽさと非現実感がほしくて背景を思い切って空にしてみました。一応、前の職場が屋上…

Tweet〜8/10

火曜日。 夜にまひろさん加賀谷さんと『朝からブルマンの男』の読書会なので、その前に加賀谷さんと飛鳥部勝則先生ご夫妻の二人展に行ってきた。 先生本人もおられて、少し話もできてとても良かった。ただ時間がなかったらしくサインを貰いそびれたのが心残…

日記8/7

木曜日。 妻が休みだったので2人で出かけました。朝は妻が前から行きたがってたyama coffeeにようやく。 大須の外れたところにある。パンダが名物のお店。可愛い。隣の席のいかつい感じの兄ちゃんがパンダマシュマロ、パンダラテアート、パンダクリームパン…

13日の金曜日Part8/ジェイソンN.Y.へ(1989)

クリスタルレイクの底に沈んでいたジェイソンだったが、若いカップルの乗った船が電気ケーブルに引っかかり、電気ビリビリで復活を遂げる。復活したジェイソンは修学旅行の客船に乗り込み、高校生らと共にNYを目指す......!13日の金曜日PART8/ジェ…

13日の金曜日Part7/新しい恐怖(1988)

超能力を持つティナは幼い頃にその力で父親を死なせてしまったことで心を病み、母親と医師と共に治療のために因縁の地クリスタルレイクを訪れていた。力を使って池の底に眠る父親を引き上げようとするティナだったが、誤ってジェイソンを甦らせてしまう.....…

13日の金曜日part6/ジェイソンは生きていた!(1986)

かつてジェイソンを倒したトミーだったが、その存在がトラウマとなり、ジェイソンの死体を確認しに墓を掘りに行く。しかし、そのせいで蘇ったジェイソンは再びクリスタルレイクを目指して殺戮行を繰り広げ、トミーは保安官の娘と共にジェイソンを倒すため奮…

13日の金曜日part3(1982)

Filmarksよりコピペ転載。13日の金曜日PART3ニック・サヴェージAmazon 伝説の殺人鬼ホラーシリーズ第3弾である今作では、ついに!やっと!ようやく!待ってました!ホッケーマスク〜〜っ!! そう、ジェイソンの代名詞とも言えるホッケーマスクですが…

13日の金曜日part2(1981)

最近またこのシリーズの続きを見始めてるので、せっかくだから昔書いたブログに載せてなかった分の感想をFilmarksからコピペしておきます。 お盆で忙しくて毎日更新が危ういので手抜きで許してください。13日の金曜日PART2 (字幕版)エイミー・スティ…

Tweet〜8/2

日曜日。 仕事終わりに豊田のおいでん花火を見に行った。妻は遅番だったので1人でふらふらと花火見つつ五平餅と牛串とスパイスコーヒーを飲食した。牛串屋さんはたまに前を通る肉屋さんが出店してて、ご夫婦と娘さんたちがいらっしゃいませ〜ってしてて微笑…

ZOO(1985)

双子の男の妻たちが、ZOOの前で乗っていた車が白鳥にぶつかった事故で同時に死んだ。双子は車を運転していて事故で片足を失った女アルバを共有しながら腐敗についての研究をはじめ......。ZOO(字幕版)Amazon ピーター・グリーナウェイ監督の初期作。 こな…

英国式庭園殺人事件(1982)

1694年、イギリス。ハーバート家の屋敷に招かれた傲慢な画家のネヴィルは、ハーバート夫人から夫が留守にしている2週間ほどの間に、屋敷の庭園の絵を12点描くよう依頼する。 ネヴィルは高額の報酬に加え、夫人がいつでも快楽の要求に応じることを条件に仕事…