偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大槻ケンヂ『くるぐる使い』読書感想文

筋肉少女帯の歌手兼詩人の大槻ケンヂによるSFホラー短編集。くるぐる使い (角川文庫)作者:大槻 ケンヂ発売日: 2014/06/13メディア: Kindle版私は筋少についてはファンと呼べるほどには詳しくないものの、曲によってはかなり思い入れがあったりもします。 オ…

今月のふぇいばりっと映画〜その②(2020.6)

というわけで、こっちはヴァーホーヴェン以外です。 ブラックシープ ロスト・イン・トランスレーション UFO少年アブドラジャン ネクロマンティック ネクロマンティック2 ブラックシープ ブラックシープ [Blu-ray]発売日: 2020/06/05メディア: Blu-ray 遺伝子…

今月のふぇいばりっと映画〜 その①(2020.6)

こんにちは。今月ですが、ふぇいばりっとな映画がかなりたくさんあって、なおかつその半分ほどがヴァーホーヴェン作品っていうことになってしまったので、まずはその①として春のヴァーホーヴェン祭りのまとめをのせておきます。 で、その②にその他のお気に入…

伊坂幸太郎『AX』読書感想文

『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く殺し屋シリーズ第3弾にして初の連作短編。シリーズとは言っても一作ずつ独立した物語ではあり、毎回ジャンルさえ違ってたりするわけですが、今回はなんと殺し屋×家族小説。 主人公の"兜"は凄腕の殺し屋だけど、家…

恋バナ

フォロワーがしてるの見て、私も恋バナをしたいんですけど、実は私、恋をしたことがないんです。愛した人も、今まででひとりだけなんです。 だから、特に書くこともないんですけど、最近はなんとなく疲れてて本や映画の感想も雑になってるので、なんかしら他…

綾辻行人『十角館の殺人』読書感想文

先日読書会のために10年ぶりくらいに再読したのでざっくりと感想を。 十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人発売日: 2013/04/19メディア: Kindle版 言わずと知れた新本格ミステリムーブメントの火付け役となった歴史的作品。 …

葵遼太『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』読書感想文

書店にさぁ〜、このタイトルの本が置いてあってさぁ〜、あらすじ見たら死別ものでバンドものでさぁ〜、ぱらぱらめくってたらカート・コバーンとか出てきたらさぁ〜、この私がですね〜、買わないわけにはいかねえだろうがよ〜っ!! 処女のまま死ぬやつなんて…