偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

日記8/7

木曜日。
妻が休みだったので2人で出かけました。

朝は妻が前から行きたがってたyama coffeeにようやく。
大須の外れたところにある。パンダが名物のお店。可愛い。隣の席のいかつい感じの兄ちゃんがパンダマシュマロ、パンダラテアート、パンダクリームパンという可愛さの最大値を追求する注文をしていて良かった。店内には藤井風が流れていた。

昼前に妻が見たいというのでちょっとだけ一昨日も行った飛鳥部先生の個展に行った。一昨日は先生と話してしまって絵をそこまでじっくり見られなかったので改めてゆっくり鑑賞出来てよかった。


そしてお昼は大須に新しく出来たマーラータンへ。
......そう、私の愛した大須シネマがぶっ潰れたその跡地に出来た憎々しいお店です......。でも美味しかった。
具材をボウルに好き放題取って、その重さが値段になるというシステムが楽しくて、何度も行きたくなってしまう。マーラータンスープはけっこうシビ辛で、シビ辛は好きではあるけど後半しんどかったので次回はきのこスープとかでもいいかなと思った。
店内で映像が流れていたんだけど、あれは大須シネマのスクリーンやないか......おまえ、そんな姿になって......と泣きそうになった。シアターだった部屋の壁を全て取っ払って見せにしてるけどスクリーンの位置自体は変わってなさそうで非常にグロテスクだった。そして大須シネマ時代には見たことないような客入りなのもグロテスクで、ほんと悲しかったけど美味しかった。


大須に移転したボアヴェールテールでかき氷。妻が食べれるのなさそうだからやめとくかって言ったけどなぜか嫌いなブルーベリー氷を頼んでて、改めて彼女の思考回路はまったく私の理解を超えているなと痛感した。


大須にきたら寄らなければならないもはやノルマの本棚探偵。
なんか四目並べのゲームがあってやってみたけどめちゃくちゃ難しかった。
形、色、高さ、穴の有無という四つの要素のどれかが揃えばいい四目並べで、なおかつ置くコマは自分ではなく相手が選ぶというルール。それによって、こんだけの狭い盤面なのに複数の要素を同時に見ながら相手に何を渡せば次の自分の手で勝ちに持ち込めるか......といった複雑な思考を要されてめちゃ難しくも楽しかった。初戦で教わりながら店主と戦って負け、妻にはほとんど勝ってたけど一回だけ負け、初めてやる先生に勝ったけど初めてなのに考え方かなり理解してて流石だったしこの人が慣れたら勝てないだろうなと思ったりして楽しかった。
店主に『魚は存在しないよ』みたいな本を勧められて丸善に買いに行ったらいろいろついで買いして10,000円近く吹っ飛んだ。山田航の歌集をパラパラ見てたらスピッツが出てきたので買うしかなかった......。




そして晩飯は豚都へ。
ほとんどのメニューに豚が使われていて希少部位とかもめっちゃ食える豚専門店。
豚のタンハムや角煮はもちろん美味。2枚目の写真は子宮刺しという珍しすぎるメニューなんですが、左から産道、卵管、卵巣(たしか)で、特に卵巣は独特のシャキシャキとネトネトの間みたいな変な食感が面白く、臭みとかも全くなくて美味しすぎた。とにかく処理がめんどくさいため通常は捨てられる部位で、この店は店主の親戚が豚を育てているから半分直営みたいなノリなのでこういうモノが出せる、他では絶対食えない、と店主さん仰っていました。
あと目の前で焼いてくれるから気が引けて写真は撮らなかったけど名物トンジスカンがもちろん美味い。肩の部位4種に加えてハラミと腕トロが出て、腕肉ってあんま聞かないけどどうも一頭からめちゃくちゃ少ない量しか取れない希少部位らしい。
あと、追加で頼んだシビレ(膵臓)も「君(豚)の膵臓を食べたい」と思って頼んだけど、すごかった。前にもどっかで食べたことはあるけどその時は冷凍だからか焼くとかなりボロボロ崩れたり溶けてあんま残らなかったんですが、この店は前述の親戚の家から店主が直接取ってきて一度も冷凍せず出してるのでぷりぷりで全然崩れなくて凄かった。独特のクセは強いけどこれも嫌な臭みとかは一切なくて食べやすかったのが凄い。
前にもまひろさんと来て2回目だったんですがやはりいい店。しかし豚ばっか食ってちょっと胃もたれにはなってしまいました笑。


帰りに前から気になってた紅茶のお酒があるメイドバーに行ってみたらやってなくて悲しかった。