偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2025-01-01から1年間の記事一覧

大統領の陰謀(1976)

1972年、民主党オフィスに侵入し盗聴器などを仕掛けた男5人が逮捕される。 ワシントンポストの若手記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードは、事件の黒幕はニクソン大統領ではないかと睨み、熱を入れて取材をするが、関係者は皆口を噤み調査は難航…

日記12/18

今日は新車の納車日で朝から車を取りに行きました。前の車は白だったんだけどやっぱもうちょい可愛い色にしたほうが毎日テンション上がるなと思い、オレンジと白のツートンカラーにしてみました。あと今回は初めての軽なんだけど、車内が狭くて不便なのと小…

ウエストサイド物語(1961)

ウェストサイド、マンハッタンの街ではジェット団とシャーク団という2つの不良少年団が抗争を続けていた。そんな中、ジェット団の元リーダーのトニーはダンスパーティーで出会ったマリアと恋に落ちるが、彼女はシャーク団のリーダー・ベルナルドの妹で.....…

落下の王国(2006)

映画のスタント撮影で端から落下して足に大怪我を負ったロイは病院のベッドで絶望していた。ひょんなことからそんな彼の元を訪れたのは、樹から落下して腕を骨折した5歳の少女アレクサンドリア。ロイは彼女に自殺するための薬を取りに行かせるために愛と復讐…

2025年に観た映画ベスト10(映画館編)

おはこんばんちわ。 それでは昨日に引き続いて今年観た映画ランキング映画館で観たやつ編をやっていきます。 一応、新作に限らず再上映とか含む映画館で観た作品、ただし観たことあるのは除いて初鑑賞の作品のみを対象としています。 観たことあるのなら『ハ…

2025年に観た映画ベスト10(おうち編)

おはこんばんちわ。 それでは今年読んだ本ベストに続いて、今年観た映画ベストランキングをやっていこうと思います!今年も映画館には結構行ってて、観たことあるやつの再上映とかレストアとか含めてですが30本くらい観れたし、家ではそれ以上にたくさん観れ…

今年読んだ小説ベスト10(ミステリ編)

さて、それでは非ミステリ編に引き続いて今回はミステリ編です。今年のミステリ界の最大のトピックといえばなんといっても飛鳥部勝則復活。数年前から新作短編や文庫化などの兆しはありましたが、ついに出た新作大長編!さらに来年以降もハイペースな活動が…

今年読んだ小説ベスト10(非ミステリ編)+α

こんにちは。 いよいよ年末が近づいてきて、私はとっても忙しいです。 今年はもう本もそんなに読めなそうなので、少し早いですが今年読んだ本ベスト10的なのをやっておきます。 今年もミステリ編と非ミステリ編に分けてお届け。本日はまず非ミステリの小説編…

『C.M.B 森羅博物館の事件目録』全巻読破計画⑤41〜45巻

振り返ってみれば2018年の2月にスタートしたこのC.M.B.全巻読破計画。 2020年に作品が完結してからもなかなか進められていませんでしたが、10年近くかかってようやく本当に全巻読破できました㊗️ 41巻 C.M.B.森羅博物館の事件目録(41) (月刊少年マ…

『C.M.B 森羅博物館の事件目録』全巻読破計画④31〜40巻

めちゃくちゃ久しぶりに動かしました全巻読破計画‼️ 前回Q.E.D.iffの記事を載せてからまる1年、C.M.B.に限ればなんと4年ぶりで、森羅先生ご無沙汰しております‼️といった感じ。 しかしどちらも年末に更新してて、やっぱ毎年年末は繁忙期のため小説とか読めず…

谺健二『赫い月照』感想

『未明の悪夢』『恋霊館事件』に続く、雪御所圭子3部作の第3作。赫い月照 (光文社文庫)作者:谺 健二光文社Amazon かつて神戸で3人の少女を殺害しうち1人の首を切断し消失させたとして14歳の少年が捕まった。振り子占い師の雪御所圭子は、兄によるこの事件の…

島田荘司『ネジ式ザゼツキー』感想

大学の頃とかに島荘にハマってた時期に読んだんですが、この度名古屋の仲間たちと読書会をすることになったので再読しました。 結果的に読書会には仕事で行けなかったけど、普通に面白かったから再読して良かったです。ネジ式ザゼツキー (講談社文庫)作者:島…

飛鳥部勝則『バベル消滅』感想

飛鳥部勝則再読計画、第何弾!?かは忘れましたが、今回は前再読したデビュー作『殉教カテリナ車輪』に続く第2長編の本作を再読しました‼️バベル消滅 (角川文庫)作者:飛鳥部 勝則KADOKAWAAmazon 島の寂れた版画館で警備員をする風見は、毎日閉館間際に「バベ…

小山田浩子『作文』感想

U-NEXTの100min.NOVELLAから刊行された中編小説。作文作者:小山田 浩子U-NEXTAmazon 家族に戦争体験を聞いて作文にしろという夏休みの宿題。慶輔は戦争体験を語りたがらない祖父の代わりに近所のおじさんに聞いた話を祖父の体験だと偽って書く。一方、祖母の…

日記12/4

妻と今年最後の休みが合う日だったので忘年会的な感じで遊んできました。 朝は私が整体だったので妻には本を読んで待っててもらい、昼に本山の好来系ラーメンのお店「太陽」へ。 近所にも好来系の店があったけど潰れちゃったんですよね。同じ薬膳ラーメンで…

武田裕煕・最相葉月『口笛のはなし』

三重旅行で行った書店で買ったやつ。しばらく寝かせてしまったけど読みました。口笛のはなし作者:武田裕煕,最相葉月ミシマ社Amazon口笛を吹けない聞き手のサイショーさんと、プロの口笛奏者の武田さんの対談形式で綴られる、口笛についての本。「口笛につい…

梓崎優『狼少年ABC』感想

出る出ると言われ続けて半世紀くらい経って、もはや出るって書いてあっても本当に出るのか信じられないくらいになっていたところでようやく出た、梓崎優の3冊目となる12年ぶりの新作。 狼少年ABC (ミステリ・フロンティア)作者:梓崎 優東京創元社Amazon …

2025年11月に聴いた音楽まとめ

白亜紀「日蝕」日蝕白亜紀Amazon解散してしまった大好きなバンド・ギリシャラブの首謀者天川悠雅の新バンドの初めての配信リリース曲。 ポップで中毒性の高い魅力はギリシャラブからバンドを変えても健在ですが、それだけにまだ一曲だけではあんまシャラブと…

冬のプレイリストを作りましたよ2025

今年も作りました。Apple Music Spotify わりと例年作ってるんですが、ブログでは春夏しか紹介したことがなかったので今年は冬のプレイリストも紹介するよ!テーマとかは特にないけど、全体にわりと落ち着いた感じになったのは夏と冬のテンションの違いもあ…

プラトーン(1986)

1960年代末、金持ちのインテリでありながら「貧しく学のない人たちばかりが戦場に行くのは不公平だ」との理想を掲げて自らベトナムに志願した青年クリス。しかし、いきなり最前線の部隊「プラトーン」に配属され、早々に来たことを後悔することになる。それ…

ディア・ハンター(1978)

1960年代末、アメリカのとある田舎町の鉄工所で働く仲間のマイケル、ニック、スティーブンは、スティーブンの結婚式のすぐ後からベトナムに徴兵されていた。結婚式の最中、ニックも想いを寄せていたリンダにプロポーズし、彼女もそれを受け入れる。しかし、…

許されざる者(1992)

かつて伝説の悪党として名を馳せたが妻と出会って改心し農夫として慎ましく暮らしていたマーニー。しかし、2年前に妻が死に、2人の子供を抱えて生活は苦しかった。そんな彼の元を若いガンマンが訪れ、賞金稼ぎの話を持ち込む。賞金首はとある町の娼館で娼婦…

ユージュアル・サスペクツ(1995)

5人の前科者が銃器強奪事件の容疑者としてしょっぴかれた。釈放された彼らは5人で組んで宝石強盗の仕事を引き受けるが、それはやがて、とある港で密輸船が燃やされ大量の麻薬と金が消え去った事件に繋がっていく。そして彼らの前に伝説のギャング「カイザー…

マルタの鷹(1941)

私立探偵サム・スペードの事務所にブリジットという美女が依頼に来た。妹がサースビーという男に付き纏われているというその依頼を受け、スペードの相棒アーチャーが男を尾行するが、その夜、アーチャーとサースビーの死体が発見され......。マルタの鷹(1941…

真昼の決闘(1952)

とある田舎町。保安官のケーンは結婚を機に退職して町を出ていくことになっていた。しかし、彼がかつて逮捕した悪党ミラーが釈放されて復讐のために町へ向かっているとの報せが入る。町を去りかけていたケーンは引き返してミラーとその手下たちと戦うための…

バージニア・ウルフなんかこわくない(1966)

大学で歴史学を教えるジョージと、妻で学長の娘であるマーサ。夜中に学長のパーティーから帰宅した2人だったが、そこへパーティーでマーサが招いた若い教員夫妻が訪ねてきて......。バージニア・ウルフなんかこわくない(字幕版)エリザベス・テーラーAmazon …

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989)

ブルックリンの黒人街で、イタリア系移民のサルのピザ屋で客の1人が「店の壁にはイタリア人の写真ばかりで黒人の写真が飾られていない」と言い店をボイコットしようと主張する。他の黒人の住民たちは彼に耳を貸さなかったが、この小さな諍いがやがて大きな対…

ソフィーの選択(1982)

南部からNYへやってきた駆け出しの作家ステインゴ。住むことになった共同住宅で、上階に住むカップルのソフィーとネイサンと出会う。美しく優しいソフィーと、知的で大胆なネイサンに惹かれてやがて親友になっていくスティンゴ。しかし、ネイサンは時折攻撃…

ファイナル・デッド・ブラッド(2025)

大学生のステファニーは、祖母が若い頃に阻止した高層ビルの最上階レストランでの惨劇を夢に見るようになる。人を寄せ付けず孤立して暮らす祖母に会いに行ったステファニーは、レストランでの事故で生き残った人達がその後全員変死を遂げていることを聞かさ…

フランケンシュタイン(2025)

傲慢な天才科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、死体のパーツを組み合わせて怪物を作り上げた。しかし、一語しか言葉を話せない怪物に知性を見出せなかったヴィクターは怪物を失敗作と断じて葬ろうとするが......。 メアリー・シェリーによる原作は6…