偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

バッファロー'66

最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた ......その通りです、とびっきりの天使に出会いました。 バッファロー'66 [DVD]出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ発売日: 2014/03/28メディア: DVDこの商品を含むブログ (9件) を見る製作年:1998年 …

浦賀和宏『HEAVEN 萩原重化学工業連続殺人事件』読書感想文

元は2011年に講談社ノベルスより発表された、萩原重化学工業シリーズ(=安藤直樹シーズン2)第一弾。この度どういった大人の事情があったのか、講談社ではなく幻冬舎から大幅な加筆修正を経て文庫化されました。 講談社も早く安藤シリーズ文庫化して〜〜 HEAVE…

浦賀和宏『透明人間』安藤直樹シリーズその7

透明人間 (講談社ノベルス)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/11/17メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る幼い頃、理美は透明人間を見た。それから少しして、理美の父は雪が積もる神社の境内で不審死を遂げた。状況は殺人とみられ…

浦賀和宏『学園祭の悪魔』安藤直樹シリーズその6

学園祭の悪魔 (講談社ノベルス)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/08/30メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 穂波留美の同級生の"私"は友達も多くクラスでカーストそこそこ上位の普通の女子高生。でも両親が毎日喧嘩してたり、暗…

浦賀和宏『記号を喰う魔女』安藤直樹シリーズその5

記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/05メディア: 新書購入: 3人 クリック: 202回この商品を含むブログ (27件) を見る 安藤直樹シリーズ。本書は、もう完全にぶっ壊れてしまっている人たちのお話。彼らの狂気…

浦賀和宏『とらわれびと』安藤直樹シリーズその4

とらわれびと (講談社ノベルス)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/08/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 安藤直樹シリーズ第4弾。 今回は、大学病院で起こる現代の切り裂きジャック事件に、留美ちゃんとその友達の亜紀子ちゃ…

浦賀和宏『頭蓋骨の中の楽園』安藤直樹シリーズその3

頭蓋骨の中の楽園(上) (講談社文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/09/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る頭蓋骨の中の楽園(下) (講談社文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/09/12メディア: 文庫こ…

浦賀和宏『時の鳥籠』安藤直樹シリーズその2

時の鳥籠(上) (講談社文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る時の鳥籠(下) (講談社文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/15メディア: 文庫この商品を含むブロ…

浦賀和宏『記憶の果て』安藤直樹シリーズその1

えー、こないだ幻冬舎から安藤直樹シリーズ2ndシーズン、またの名を萩原重化学工業シリーズの『萩原重化学工業連続殺人事件』『女王暗殺』が文庫化されました。 で、この2冊をここんとこずっと読んでるので、この2冊の感想を書く前に昔書いた1stシーズンの方…

キングスマン : ゴールデン・サークル

私は有言不実行の男です。 「キングスマン」を観た時、「続編は映画館で見る!」と豪語しておきながら、見事にレンタルを待って借りて観ました。......しょうがないよ、落ち込んでる時期だったもんっ。 というわけで、あの傑作の続編なワケですが......。 キ…

ザ・フライ

1958年の『蠅男の恐怖』のリメイクです。 リメイクとは言っても、そこは天下のクローネンバーグ大先生でして、ストーリー展開もテーマも見事に換骨奪胎して現代風にアップデートされています。 まぁ正直私はシンプルなラブストーリーだった前作の方が好みで…

森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』読書感想文

もともと森見登美彦は好きなんですが、ミーハー気質なので映画化決定と聞いたらむらむらと読みたくなって読みました。 ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)作者: 森見登美彦,くまおり純出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/11/2…

友成純一『ホラー映画ベスト10殺人事件』読書感想文

ホラー映画批評家の庄内の身の周りで、彼の選んだ「ホラー映画ベスト10」になぞらえた連続殺人事件が起こる。犯人と目された庄内だが、彼の背後にも真犯人の魔の手は迫っていた......! メディア: この商品を含むブログを見る あらすじは見立て殺人モノのミ…