strongboi『strongboi』
南アフリカ出身のドイツのシンガーAlice Phoebe Louのサイドプロジェクト、らしいです。Alice Phoebe Louという名前は聞いたことあったけど、このユニットはたまたまサ店で流れてて良いなと思って聴いたやつなので、調べて「へー」と思いました。
シンセの効いたネオソウル、ファンクっぽい感じの音で全曲ベース音がかっこいい。透き通った声はインディーロックにも合いそう(ソロはそっち寄り?)だけどなかなかどうしてこのサウンドにも合いますね。音は冬っぽいけど声質のおかげで夏でも聴ける感じ。私は「cold」って曲が特に好きでした。
oasis『(What's the Story)Morning Glory?』
なんか最近流行ってるっぽいバンドなので聴いてみました。
もちろん本作収録のあの有名な2曲は知ってましたが、アルバム通してとかでちゃんと聴くのは初めて。
やはりあの2曲はもうこっちも「名曲」というつもりで聴いちゃうのもあってか重い存在感を放ってて浮いて聴こえちゃいますが、他の曲は意外とさらっと軽やかで、でもシンプルに感じるけど聞き応えもあるロックサウンドも最高で、なにより音はダサくないのにメロディはドPOPなのが良いですね。あとビートルズ感が全体にあって良い。こういう音楽が好きかもしれん。なぜ今まで聴いてなかったんだ。
ワンダーウォールとドンルックバッキンアンガー以外だと、穏やかだけどシリアスな肌合いがカッコいいCast No Shadowと、軽妙で特にビートルズ感を強く感じる気がするShe's Electricが好き。
吉凶わからず、『Teenager』「煩わせる朝」
島根出身、大阪で活動する新人バンドで、まだこのシングル2枚計4曲しか出てないんだけど、かなり良いです。
まず声がいい。落ち着いてて聴きやすいんだけどところどころエモーショナルでもあり実はけっこうクセもある、魅力的な声質。そして相対性理論やindigo la Endなんかを感じさせる私の好きな感じのギターロックサウンドが最高だしポップソングとしてのメロディの完成度も高くてめちゃくちゃ今後に期待できそうなバンドです。
U.S. Girls『Scratch It』
全然知らなかったけどアメリカのSSWメグ・レミーさんのソロユニットだそうで、本作はその9枚目のアルバム。
とりあえず聴き始めて声がいいな、と思って。なんつーか甘いんだけどコミカルとも紙一重のクセのあるカッコいい声。
ハーモニカがガッツリ入ったカントリー風の曲から11分に及ぶファンキーな大作、しっとりしたバラードまで、けっこう色んなジャンルの要素がありつつも、全体にメロウでスウィートでちょっとメランコリックな雰囲気が通底しているからあんまジャンルミックス感がなくこういうものとして聴けるのが良かったです。




