偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本谷有希子『異類婚姻譚』感想

芥川賞受賞の表題作に、短い短編を3本併録した作品集。 異類婚姻譚 (講談社文庫)作者:本谷有希子発売日: 2018/10/16メディア: Kindle版受賞時に話題になって、なんとなく気になっていつつも読んでいなかった本作ですが、自分が結婚するタイミングになって読…

白井智之『少女を殺す100の方法』感想

実は初読の白井先生。少女を殺す100の方法 (光文社文庫)作者:白井 智之発売日: 2020/12/09メディア: 文庫 誇張表現かと思いきや、本当に20人×5話で100人くらいの少女が死ぬというめちゃくちゃな一冊。 噂には聞いてたけど、エログロナンセンスを極めながらも…

エラリー・クイーン『エラリー・クイーンの新冒険』感想

悲劇四部作を読んだ後、『ローマ帽子』のとっつきづらさに一度挫折していたエラリー・クイーン。 しかし『文学少女対数学少女』を読んでなんだか無性に正統派の本格ミステリを読みたくなったので、読みやすそうな短編集を読んでみました(新訳出たし)。 ちな…

寂しい(藍色熱)

indigo la Endのことがこんなに好きなのに身の回りにハマってくれる人が1人もいないからすごく寂しい。親と彼女に向かって毎日indigo la Endのことを延々と喋り続けて鬱陶しがられる日々。 でもTwitterとかでファンの人探してもなんかアイドル的に追っかけて…

はてなブログのアプリがうんこなので人のブログに☆も付けれないしコメントも出来なくて困っています。ブログにコメントをくれたファンの方、ありがとうございます。 Twitterはやめてもブログはやめないので何卒よろしくお願いします。 あとブログ更新しまし…

陸秋槎『文学少女対数学少女』感想

華文ミステリの新鋭による連作短編集。 日本での文庫としては初。 前から気になってたけど文庫派だからポケみすのは読まずに、この機会に初読みしてみました。 文学少女対数学少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者:陸 秋槎発売日: 2020/12/03メディア: Kindle…

綿矢りさ『勝手にふるえてろ』感想

綿矢りさにハマりました。 勝手にふるえてろ (文春文庫)作者:綿矢 りさ発売日: 2012/11/16メディア: Kindle版 『憤死』『蹴りたい背中』を読むまでは10代で芥川賞取った顔がめちゃ可愛い作家くらいのイメージしかなかったですが、その2作を読んで「結構好き…