偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

リーガルリリー『Cとし生けるもの』の感想だよ!

今年は今までよりも気軽にアルバム感想とかも書きたいなと思うので、最近かなりハマってるアルバムを紹介します!Cとし生けるもの (初回生産限定盤)アーティスト:リーガルリリーKMUAmazon 本作は若手のスリーピースバンド・リーガルリリーの2枚目のフルアル…

山田正紀『囮捜査官 北見志穂2 首都高バラバラ死体』感想

シリーズ第2弾。山田正紀・超絶ミステリコレクション#3 囮捜査官 北見志穂2 首都高バラバラ死体 (徳間文庫 トクマの特選!)作者:山田正紀徳間書店Amazon 首都高のとあるPAに居眠りトラックが突っ込む大事故が発生。現場に駆けつけた救急車の一台が何者かに…

プロミシング・ヤング・ウーマン

元医大生でありながらとある出来事がきっかけで中退したキャシーは、夜な夜な酔ったふりをしては手を出してきた男に制裁を加えていたが、ある時医大で同期だった男と再開して......というお話。プロミシング・ヤング・ウーマン ブルーレイ+DVD [Blu-ray]キャ…

國分功一郎『哲学の先生と人生の話をしよう』感想

『暇と退屈の倫理学』が面白かったので國分先生の人生相談の本を買ってみました。めちゃくちゃ面白かった!哲学の先生と人生の話をしよう作者:國分 功一郎朝日新聞出版Amazon 元々はメルマガで週一で一年近くにわたって連載された34の相談と回答をまとめた本…

小泉喜美子『死だけが私の贈り物』感想

トクマの特選には頑張ってもらいたいので興味ある作家のは全部買うことにしました。小泉喜美子は長編を五つしか書いていないと解説にありましたが、そうなると既に三つ読んでいてこれも読んだのであとは『ダイナマイト円舞曲』だけということになります。 ト…

倉野憲比古『弔い月の下にて』感想

『スノウブラインド』『墓地裏の家』で一世を風靡し、その後10年間の沈黙を守ってきた著者の、待望の長編第3作! 弔い月の下にて作者:倉野憲比古行舟文化Amazon かつて隠れ切支丹の島民が切支丹狩りに遭って大量死した曰く付きの島「弔月島」を訪れた夷戸・…

門前典之『卵の中の刺殺体』感想

『屍の命題』に感銘を受けて何冊か読んだものの、近作は追っていなかった著者の最新刊を久々に読んでみました。卵の中の刺殺体作者:門前典之南雲堂Amazon とある一点を除いて、かなり好きでした。とにかく外連味に溢れるいくつもの事件の数々。卵の形をした…

ハリー・ポッター全部観るぜの巻! 後編

全部観たぜ!!! 今回は後半の5本目から8本目について書きます! 前半4本は一作ずつストーリーがあって、それぞれミステリーの要素もあり一本ずつで楽しめましたが、ここからはもう一繋ぎの物語になっていて、それぞれの恋愛模様とヴォルデモート軍団とのバ…

杉田俊介『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』感想

マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち (集英社新書)作者:杉田 俊介集英社Amazon 健常者で正社員で容姿に恵まれて実家が金持ちで高学歴で純日本人で異性愛者で男性、それが私です。 昨今のフェミニズム、ジェンダー平等、ポ…

ハリー・ポッター全部観るぜの巻! 前編

タイトルの通りです。 ハリポタシリーズ、3までは子供の頃にリアタイで映画館で観たし、大学四年生の時にも後輩の家で全部見たんですけど、前半がめちゃ好きなのに対して後半がほとんど覚えてないんですよね。 そんなある日、彼女がハリポタを1作も見ていな…

笹沢左保『空白の起点』感想

今年の小説初読み!トクマの特選より笹沢左保100連発その2です。有栖川有栖選 必読! Selection2 空白の起点 (徳間文庫)作者:笹沢左保徳間書店Amazon 走行中の列車から、人が崖に飛び降りるのを見たと言う女性・小梶鮎子。飛び降りたのは彼女の父親だった。 …

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』感想

どこで見たのか忘れましたが、Twitterのどっかで見かけて面白そうだったので衝動買いしました。 小説じゃない本の感想なんか書くのほとんどないので難しいですが書いてみます。 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)作者:國分功一郎新潮社Amazonタイトルの通り、人…

2022あけまして

おめでとうございます⛩昨年は異動と転居と結婚という色々環境の変化が激しい一年でした。 今年はそれにも慣れてきて落ち着いた一年になるのか!?しかしそろそろ異動させられそうな予感もするぞ......となかなか気の抜けない一年。とりあえず、年も明けたの…