偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

目次(映画)

〈あ行〉 ・エターナルサンシャイン☆4.3〈か行〉 ・キートンの探偵学入門☆4.0 ・きみに読む物語☆5.0 ・きみに読む物語☆0 ・キングスマン☆4.0 ・キングスマン : ゴールデン・サークル☆3.6 ・狂い咲きサンダーロード☆4.0 ・軽蔑☆-〈さ行〉 ・サスペリア☆3.6 ・…

目次(小説)

≪あ行≫飛鳥部勝則 『堕天使拷問刑』井上夢人 『ダレカガナカニイル』歌野晶午 『ずっとあなたが好きでした』 ≪か行≫楠田匡介 『いつ殺される』甲賀三郎 『蟇屋敷の殺人』 ≪さ行≫朱川湊人 『都市伝説セピア』 ≪た行≫太宰治 『人間失格』 積木鏡介 『誰かの見…

目次(音楽・漫画・その他)

〈音楽関連〉 ・indigo la End『幸せが溢れたら』 ・indigo la End『Crying End Roll』・スピッツ「エンドロールには早すぎる」 ・スピッツ「子グマ!子グマ!」・2017年、私的アルバムランキング! 〈漫画関連〉 駕籠真太郎 『殺殺草紙 大江戸無惨十三苦』 …

キングスマン : ゴールデン・サークル

私は有言不実行の男です。 「キングスマン」を観た時、「続編は映画館で見る!」と豪語しておきながら、見事にレンタルを待って借りて観ました。......しょうがないよ、落ち込んでる時期だったもんっ。 というわけで、あの傑作の続編なワケですが......。 キ…

ザ・フライ

1958年の『蠅男の恐怖』のリメイクです。 リメイクとは言っても、そこは天下のクローネンバーグ大先生でして、ストーリー展開もテーマも見事に換骨奪胎して現代風にアップデートされています。 まぁ正直私はシンプルなラブストーリーだった前作の方が好みで…

森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』読書感想文

もともと森見登美彦は好きなんですが、ミーハー気質なので映画化決定と聞いたらむらむらと読みたくなって読みました。 ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)作者: 森見登美彦,くまおり純出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/11/2…

友成純一『ホラー映画ベスト10殺人事件』読書感想文

ホラー映画批評家の庄内の身の周りで、彼の選んだ「ホラー映画ベスト10」になぞらえた連続殺人事件が起こる。犯人と目された庄内だが、彼の背後にも真犯人の魔の手は迫っていた......! メディア: この商品を含むブログを見る あらすじは見立て殺人モノのミ…

「ドント・ブリーズ」My Favorite ホラー映画10選その1

ホラー10選、一本目はこちら! ドント・ブリーズ [AmazonDVDコレクション]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2017/10/04メディア: DVDこの商品を含むブログを見るまぁ最初なんで最近のけっこう流行ったやつを入れてみました。…

My Favorite ホラー映画10選のリスト〜。

こんにちは。突然ですが今日から私の極私的偏愛ホラー映画10選を紹介していくぜ!というのも、先日、友成純一の『ホラー映画ベスト10殺人事件』を読んだので、感化されて私もホラー映画ベスト10を作ろう!と思い立った......はいいものの、ホラーにも色々あ…

山田風太郎『伊賀忍法帖』読書感想文

山風忍法帖!Yeah!伊賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/10/23メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見るタイトルからなんとなく…

甲賀三郎『蟇屋敷の殺人』読書感想文

KAWADEノスタルジック怪奇・探偵・幻想シリーズ。甲賀三郎が昭和13年に発表した長編本格探偵小説です。この年は戦時下の探偵小説自粛ムードがはじまる前年で、戦前の長編本格ミステリとしては最後に近いものだろうと思われます。 しかし内容はおどろおどろし…

西澤保彦『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』読書感想文

森奈津子シリーズ。 祥伝社文庫の中編「なつこ、孤島に囚われ。」、徳間文庫の短編集『キス』を一冊にまとめた再文庫化作品です。内容としてはSF×ミステリ×エロスということですが、前半はコメディタッチ、後半はやや真面目な雰囲気と一冊の中で作風が大きく…

「軽蔑」(ゴダールのやつ)

面白いけど好きじゃない映画、面白くないけど好きな映画、あります。面白くない上に嫌いだけど心に刺さる映画もまた......。これは最後のやつでしたね。軽蔑 [Blu-ray]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/09/29メディア: Blu-rayこの商品を含…

積木鏡介『誰かの見た悪夢』読書感想文

大学生の醍醐と女友達の夢摘は、帰省途中にひょんなことから家出した子供・悠を、縫柄記念病院へ送り届けることになる。 しかし病院は廃墟同然で、そこに棲む人々はそれぞれ醜悪な悪夢に囚われていた。 やがて悪夢に冒された病院で連続首斬り殺人が起こる...…

西澤保彦『夏の夜会』読書感想文

最近西澤保彦にハマってます。 今年は私の中で西澤保彦読むYearなのです。 今回はノンシリーズ長編のこの作品。飲みながらディスカッションするといういつもの西澤ミステリに、人間の心の暗部を描いたいつもの西澤小説が合わさったファン垂涎のいつもの西澤…

トリプルヘッド・ジョーズ

まーたクソくだらねえサメ映画観なきゃいけないのかやれやれまったくカンベンしてほし......あれ、面白い......?トリプルヘッド・ジョーズ [DVD]アーティスト: カルーシェ・トラン出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2015/12/02メディア: DVDこの商品を…

楠田匡介『いつ殺される』読書感想文

河出文庫から最近出てるノスタルジック怪奇探偵幻想シリーズより。 河出さんはここんとこ泡坂妻夫や日影丈吉、それからこのノスタルジックシリーズといった国内ミステリの復刊に力を入れているようで非常に嬉しいところです。 今作は、知る人ぞ知るミステリ…

藤野恵美『わたしの恋人』『ぼくの嘘』読書感想文

『ハルさん』のプチブームでミステリ界隈にも名前の届いてきた作家さんですが、今回紹介する2冊はミステリではなく青春恋愛小説です。 私も『ハルさん』を読んでその面白さについついこの2冊を手に取りましたが、これがまた面白く、すっかりファンになってし…

連城三紀彦『小さな異邦人』800字レビュー

小さな異邦人 (文春文庫)作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/08/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る2013年に逝去した著者が遺した短編をまとめた遺作集のような短編集。 しかし、「遺された短編をただ纏めただけならそ…

朱川湊人『都市伝説セピア』800字レビュー

都市伝説セピア (文春文庫)作者: 朱川湊人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (58件) を見る オール讀物推理小説新人賞を受賞した「フクロウ男」や、フジテレビ「世にも奇妙な物語」で…

飛鳥部勝則『堕天使拷問刑』800字レビュー

HPを消しちゃったんで昔の感想とかこっちに移して行こうと思います。とりあえず2、3年前に某所に書いた800字レビューシリーズを......。実際は1000文字くらいあるけど......。 堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 飛鳥部勝則,PARADISE D出版社/…

夏目漱石『こころ』読書感想文

昨年は中学時代に読んだ太宰の『人間失格』を再読して「こんなに面白かったのか」と蒙が啓かれたので、続いて同じく中学時代に読んだこの作品を再読してみました。大正3年に書かれた小説で、作中の時代も明治から大正に移る頃です。平成も終わる今からしたら…

駕籠真太郎『ブレインダメージ』漫画感想文

ヴィレバンをふらふらしてたら見つけたやつです。駕籠真太郎の見たことない漫画があったらとりあえず買っちゃいますよねシリーズ。 ブレインダメージ (ガムコミックス)作者: 駕籠真太郎出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2017/11/25メディア: コミックこ…

シャークネード(1〜5)見たとき書いた感想まとめ

シャークネードというクソ映画シリーズを全作見たんですが、せっかくあそこまで時間を無駄にしたので感想をブログのネタにするくらいのことはしたいと思いつつ、でもブログ用に書くのも新たな時間の無駄なので見た時にFilmarksに載せた感想をそのままコピペ…

西澤保彦『いつか、ふたりは二匹』読書感想文

講談社ミステリーランドから刊行されたジュブナイル・ミステリです。 ジュブナイルと言っても、猫や犬が出てくるところや真相が分かりやすいところ以外は至って普通に普段の西澤作品でした。 いつか、ふたりは二匹 (講談社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカ…

トラフィック

名古屋人です。 名古屋は車の国だの名古屋走りだのとよく言われ、実際名古屋を走っていると結構酷い運転をよく見かけるので名古屋はすごい街なんだと思っていました。この映画を見たらそれは勘違いだっと気づきました。フランスすげえ。スケールが違うよ....…

シェイプ・オブ・ウォーター

公開中のデルトロ最新作。正直デルトロ作品でそこまで好きなものがないので迷いましたが、やたら評判がいいので気になり、ジャスコの映画館のレイトショーで観に行きました。映画が終わる時間にはジャスコ本体は閉まっていて辺りは真っ暗。世界にこの映画館…

望月拓海『毎年、記憶を失う彼女の救い方』読書感想文

例によって読書会のために読みました。といっても、読書会がなくても読んでいたでしょう。なんせ、メフィスト賞にして記憶障害系ラブストーリーと聞けば、この私が読まないなんてことは許されませんもんね。 毎年、記憶を失う彼女の救いかた (講談社タイガ)…

加藤元浩『C.M.B 森羅博物館の事件目録』全巻読破計画① 1〜10巻

『Q.E.D 証明終了』の姉妹編で、名門校に通う実は武闘派の女子高生・七瀬立樹と、森の奥で私設博物館を営む謎の少年・榊森羅が遭遇した事件を解決していくお話です。......というと『Q.E.D』のまんまみたいですが、本作の特徴として怪奇現象や伝説をモチーフ…

「ラースと、その彼女」感想。 ビアンカを殺せ!

ライアン・ゴズリングがラブドールを恋人として買ってくる映画......というところまでは前から知っていました。てっきり出オチのコメディかと思っていたら、予想をいい意味で裏切られました。だってTSUTAYAで「コメディ」のコーナーに置いてあったんだもん!…