偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

目次(音楽・漫画・日記)

〈音楽関連〉indigo la End 1st 『幸せが溢れたら』 2nd 『藍色ミュージック』 3rd 『Crying End Roll』 4th 『PULSATE』 5th 『濡れゆく私小説』 スピッツ〈アルバム〉 1st『スピッツ』 8th『フェイクファー』 9th『ハヤブサ』 10th『三日月ロック』 13th『…

目次(小説etc)

≪あ行≫相沢沙呼 『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』葵遼太 『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』青山文平 『半席』朝井リョウ 『世にも奇妙な君物語』芦沢央 『今だけのあの子』飛鳥部勝則 『堕天使拷問刑』阿津川辰海 『紅蓮館…

目次(映画)

〈あ行〉 ・アバウト・タイム 愛おしい時間について ・アンダー・ザ・シルバー・レイク ・イエスタデイ(2019) ・イディオッツ ・イット・フォローズ ・1917 命をかけた伝令 ・エターナルサンシャイン ・エンジェル、見えない恋人 ・オリーブの林をぬけて 〈…

スピッツ『三日月ロック』今更感想

2002年9月11日発売の10thアルバム。 つまり、9.11のちょうど1年後に発売されたアルバムです。三日月ロックアーティスト:スピッツ発売日: 2002/09/11メディア: CD マイアミショックから『ハヤブサ』という名のロック宣言によって立ち直ったスピッツですが、し…

彼女

これまで彼女と話したことがなかった。 昨日は彼女の3歳の誕生日だったので、初めて話した。驚きました。 彼女は私だった。

スピッツ『ハヤブサ』今更感想

はい、それでは今回はこのアルバムについてです。 2000年リリース、9枚目のアルバム、『ハヤブサ』。ハヤブサアーティスト:スピッツ発売日: 2000/07/26メディア: CD 本作はスピッツのアルバムの中でも個人的に最も思い入れのある作品です。 理由はシンプルで…

島田荘司『夏、19歳の肖像』感想

夏なので、読みました。新装版 夏、19歳の肖像 (文春文庫)作者:島田 荘司発売日: 2005/05/10メディア: 文庫 19歳の夏。 バイク事故で入院していた私は、病室の窓から見える谷間の家の娘に恋をした。 しかし、ある日その家で恐るべき光景を目撃し......。 夏…

楽しいこと

最近、楽しいことがなくなりました。 いや、日々生きてて楽しいと思うことはもちろんある。私は恵まれた幸せな人間だ。 ただ、なんつーか、楽しいことが頭打ちになってるんですよね。全てが想定の範囲で、なんだか与えられた楽しさをこなしていくような感覚…

三津田信三『わざと忌み家を建てて棲む』感想

『どこの家にも怖いものはいる』に続く幽霊屋敷シリーズ(?)の第2弾です。わざと忌み家を建てて棲む (中公文庫)作者:三津田信三発売日: 2020/06/24メディア: Kindle版 三津田信三の元に三間坂から再び持ち込まれたのは、ワケあり物件を継ぎはぎして建てられ…

思い出が

思い出が愛なのかなと最近は思います。昔は、好きな人の好きなところを100個言おうとしてました。 つまり、「ここが好き」「ここが好き」という相手の個性へのいいねボタンが恋とか愛とかだと思ってたんですね。でも、そうじゃなくて、どこが好きとか言えな…

考える

考えることが苦手です。世の中の全てのことに確信が持てない。 一問一答が好きなんです。Q.スピッツの7枚目のアルバムは? A.インディゴ地平線これは自分で考えなくても知ってれば答えられますからね。しかし現実社会で必要なのは自分で考えること!! 答え…

話す

話すことが苦手です。いつからそうなのか、というと、分かんねえけどたぶん生まれた時からで、先天的に何らかの欠陥があるとしか思えない。頭ん中では言いたいことがちゃんとあるのに、口に出して言えないせいでいつも私だけが悪者にされてきた。小学生とか…

伊坂幸太郎『ホワイトラビット』感想

仙台市内で起こった人質立てこもり事件とその周辺のあれこれを描いた書き下ろし長編。ホワイトラビット(新潮文庫)作者:伊坂幸太郎発売日: 2020/07/10メディア: Kindle版 タイトルを何となく似た響きにかけてるのか知りませんが、いわゆる"ホワットダニット…

夏メロ

夏が来るので好きな夏の歌を貼ります。 アーランドオイエになりたい。 この歌の中に入りたい。このPVみたいな暮らしがしたい。この音楽に溶けていきたい。どちらもイントロから一気に夏の世界に引き込まれます。ただただ憧憬を憧憬を憧憬を抱くしかない。 真…

スピッツ『スピッツ』今更感想

スピッツアルバム感想シリーズではこれまで最近の作品を中心に書いてきましたが、今回はデビュー作まで遡ってみようと思います。スピッツアーティスト:スピッツ発売日: 2002/10/16メディア: CD さて、最近のスピッツの曲は、ゆうても歌詞がかなり分かりやす…

倉野憲比古「双子」感想。

『スノウブラインド』『墓地裏の家』という長編2作品の電子化を記念して(?)、noteにアップされた怪奇短編です。 https://note.com/kranono666/n/n6701dcec41cb 非常勤の心理士としてカウンセリングを行う大学院生の荒波。 彼の元を訪れた三谷という女性は、…

蘇部健一『木乃伊男』感想。

つまらんつまらんと言いながらしょっちゅう読んでしまう蘇部健一作品。著者には最後のイラストでオチが分かる『動かぬ証拠』という短編集がありますが、それを推し進めて長編でやってしまったのが本書です。木乃伊男 (講談社文庫)作者:蘇部健一発売日: 2019/…

綿矢りさ『蹴りたい背中』感想。

『憤死』が面白かったので代表作とされるこれも読んでみました。蹴りたい背中 (河出文庫)作者:綿矢りさ発売日: 2013/10/04メディア: Kindle版 主人公のハツは高校1年生。クラスに友達がおらず、唯一中学時代には仲の良かった絹江も新しい友達とグループを作…

綿矢りさ『憤死』読書感想文

綿矢りさ、初読みです。 前から気になってて家に何冊かあって、その中でも短編集だからとっつきやすいかと本書をまず読んでみました。 そしたらこれが滅法面白かった! なのでこれから積んでるこの人の本をいくつか読んでいこうと決意しました。憤死 (河出文…

大槻ケンヂ『くるぐる使い』読書感想文

筋肉少女帯の歌手兼詩人の大槻ケンヂによるSFホラー短編集。くるぐる使い (角川文庫)作者:大槻 ケンヂ発売日: 2014/06/13メディア: Kindle版私は筋少についてはファンと呼べるほどには詳しくないものの、曲によってはかなり思い入れがあったりもします。 オ…

今月のふぇいばりっと映画〜その②(2020.6)

というわけで、こっちはヴァーホーヴェン以外です。 ブラックシープ ロスト・イン・トランスレーション UFO少年アブドラジャン ネクロマンティック ネクロマンティック2 ブラックシープ ブラックシープ [Blu-ray]発売日: 2020/06/05メディア: Blu-ray 遺伝子…

今月のふぇいばりっと映画〜 その①(2020.6)

こんにちは。今月ですが、ふぇいばりっとな映画がかなりたくさんあって、なおかつその半分ほどがヴァーホーヴェン作品っていうことになってしまったので、まずはその①として春のヴァーホーヴェン祭りのまとめをのせておきます。 で、その②にその他のお気に入…

伊坂幸太郎『AX』読書感想文

『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く殺し屋シリーズ第3弾にして初の連作短編。シリーズとは言っても一作ずつ独立した物語ではあり、毎回ジャンルさえ違ってたりするわけですが、今回はなんと殺し屋×家族小説。 主人公の"兜"は凄腕の殺し屋だけど、家…

恋バナ

フォロワーがしてるの見て、私も恋バナをしたいんですけど、実は私、恋をしたことがないんです。愛した人も、今まででひとりだけなんです。 だから、特に書くこともないんですけど、最近はなんとなく疲れてて本や映画の感想も雑になってるので、なんかしら他…

綾辻行人『十角館の殺人』読書感想文

先日読書会のために10年ぶりくらいに再読したのでざっくりと感想を。 十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人発売日: 2013/04/19メディア: Kindle版 言わずと知れた新本格ミステリムーブメントの火付け役となった歴史的作品。 …

葵遼太『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』読書感想文

書店にさぁ〜、このタイトルの本が置いてあってさぁ〜、あらすじ見たら死別ものでバンドものでさぁ〜、ぱらぱらめくってたらカート・コバーンとか出てきたらさぁ〜、この私がですね〜、買わないわけにはいかねえだろうがよ〜っ!! 処女のまま死ぬやつなんて…

今月のふぇいばりっと映画〜(2020.5)

さて、今月はヴァーホーベン監督にややハマりまして、いくつか観ましたね。 他、SF色の強いセレクトになりました。普段あんまりSF映画観ないけど観れば観たでおもろいですね。 スターマン 未来世紀ブラジル インビジブル ブラック・ブック スターマン スター…

森下雨村『白骨の処女』読書感想文

初代『新青年』編集長であり、江戸川乱歩を世に送り出したことなどから「日本探偵小説の父」とも呼ばれる森下雨村。しかしその作品は、これまで論創社のでっかくてお高いハードカバーのやつくらいでしか読めませんでした。 それがここに来て、河出ノスタルジ…

浦賀和宏『透明人間』再読感想

先日、敬愛しつつ憎悪する浦賀先生が亡くなりました。 たまたま、私は今年の初めに浦賀作品の中でも特にドロドロした八木剛士シリーズを一気読みするという蛮行を達成したばかりだったので、驚きと喪失感が酷く、俺を残して死にやがってとちょっとムカついて…

西澤保彦『瞬間移動死体』読書感想文

妻の景子の稼ぎで暮らすヒモ夫の和義は、しかしとある理由で妻の殺害を決意する。 ロサンゼルスと日本を瞬間移動で往復するという完璧なアリバイトリックを引っ提げ、いざ計画を実行しようとするが、事態は思わぬ方向へ動き出して......。 新装版 瞬間移動死…