偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

目次(映画)

〈あ行〉 ・アンダー・ザ・シルバー・レイク ・エターナルサンシャイン 〈か行〉 ・カビリアの夜 ・キートンの探偵学入門 ・きみに読む物語 ・きみに読む物語その2 ・巨大クモ軍団vs GoGoダンサーズ ・キングスマン ・キングスマン : ゴールデン・サークル …

目次(小説)

≪あ行≫青山文平 『半席』飛鳥部勝則 『堕天使拷問刑』井上夢人 『ダレカガナカニイル』歌野晶午 『ずっとあなたが好きでした』海猫沢めろん 愛についての感じ浦賀和宏 《安藤直樹シリーズ》 1.『記憶の果て』 2.『時の鳥籠』 3.『頭蓋骨の中の楽園』 4.『と…

目次(音楽・漫画・その他)

〈音楽関連〉 indigo la End ・『幸せが溢れたら』 ・『Crying End Roll』スピッツ ・「エンドロールには早すぎる」 ・「子グマ!子グマ!」・2017年、私的アルバムランキング! 〈漫画関連〉駕籠真太郎 『殺殺草紙 大江戸無惨十三苦』 『ブレインダメージ』…

「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)アーティスト: クイーン出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2018/10/19メディア: CDこの商品を含むブログを見る はい、観てきました。 観て来たてほやほやだし、シンクよりもフィールな…

「アンダー・ザ・シルバー・レイク」への小並感、あるいはメモ程度の文章

フォロワーさんに勧められながらも観れないまま上映最終日を迎え、運良くその日に仕事が早く終わったのでこれも巡り合わせかと名駅まで観に行ってきました。 『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督による、L.A.を舞台にした映画です…

深水黎一郎『大癋見警部の事件簿』読書感想文

「読者が犯人」に挑戦した野心作『ウルチモ・トルッコ』でメフィスト賞からデビューした著者による、本格ミステリのお約束を茶化しまくったコメディ短編集、あるいはミステリ評論集(決して"ミステリ短編集"とは呼びませんからね!)です。大癋見警部の事件簿 …

今月のふぇいばりっと映画〜(2018.10)

はい、それでは今月のふぇいばりっとのコーナーです。冷静に考えたらこのコーナー、今月じゃなくて先月になっちゃうんですけど、もうやりはじめてしまったので今更曲げるのもカッコ悪いですしこのまま突き進みます。それでは"今月"のふぇいばりっとはこち…

青山文平『半席』読書感想文

時代小説というものをほとんど読みません。 読んだことがある時代小説を考えてみましたが、ほんとに、大好きな泡坂妻夫先生の諸作と、時代小説というよりは少年漫画に近い山田風太郎の忍法帖くらいしかありませんでした。 そんな私ですが、ミステリ界隈で「…

多島斗志之『黒百合』読書感想文

私の中で勝手に多島斗志之ブームが来ています。同時に他の作家さんのブームも来ていながら、読書スピードは日に日に落ちていく一方なので、あんまりたくさん読めてるわけじゃないですが、それでも多島斗志之が今、来てます。 そんな多島斗志之作品の中でも、…

浦賀和宏『十五年目の復讐』読書感想文

十五年目の復讐 (幻冬舎文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 著者の前作『Mの女』を読んだ時には、正直なんだかよく分からない話だなと思いました。というのも、『Mの女』は短いページ数…

浦賀和宏『ハーフウェイハウスの殺人』読書感想文

森の中の学園「ハーフウェイハウス」は外界と完全に隔離された学園。そこに暮らす子供達は、外の世界を夢見ながらも脱走する勇気はないまま日々を送っていた。しかし、ある日、学園の生徒・アヤコの前に、彼女の兄と名乗る男・健一が外の世界から現れる。そ…

浦賀和宏『緋い猫』昔書いたの

緋い猫 (祥伝社文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2016/10/13メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 主人公の洋子は佐久間という共産主義者の恋人がいる。しかしある時、佐久間の仲間二人が殺害され、佐久間も行方不明になって…

浦賀和宏『姫君よ、殺戮の海を渡れ』昔書いたの

姫君よ、殺戮の海を渡れ (幻冬舎文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/10/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る糖尿病の妹がキャンプに行った利根川でイルカを見たと言う。誰も妹を信じないことに憤った主人公は、妹と友…

浦賀和宏『ファントムの夜明け』昔書いたの

私の中ではここ数年恒常的に浦賀和宏ブームが起こっています。そのためブログを始める前に書いてた浦賀作品の感想をこっちに移して来ようかと思います。ファントムの夜明け (幻冬舎文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2005/03/01メディア: …

ハイテンション

2回目観ました。2回目でも口から心臓吐いたくらい緊迫感のエグいフランス産スプラッタホラーです。ハイテンション [DVD]出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2010/04/16メディア: DVD購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (8件) を見る製作年:2003年 …

トマス・H・クック『夏草の記憶』読書感想文

チョクトーという田舎町で診療所を営む医師のベン。彼は今でも30年前のことを思い出す。高校生だったあの頃、転校生としてチョクトーの町にやってきた少女・ケリーに恋をしたこと。そして、あの夏、ケリーの身に起こった悲劇のことを......。夏草の記憶 (文…

海猫沢めろん『愛についての感じ』読んだ記録

新三大奇書としてお馴染み(?)の『左巻キ式ラストリゾート』の著者。まさかもう一度この人の作品を読むことになろうとは思いませんでしたが、今作は普通に面白かったです。愛についての感じ (講談社文庫)作者: 海猫沢めろん,市川春子出版社/メーカー: 講談社…

今月のふぇいばりっと映画〜(2018.9)

はい、突然ですが新コーナー?的なのです。このブログ、一応映画ブログのつもりで始めたのに、最近は読書感想ばっかで映画についての記事がどんどん少なくなっているのに忸怩たる思いなわけですよ。でも実はちゃんと毎日映画自体は観てて、でもブログに書く…

小川勝己『撓田村事件 ー iの遠近法的倒錯』

『眩暈を愛して夢を見よ』に続いて読むの2度目の小川勝己。 舞台は、岡山県香住村の撓田地区。村落合併以前からの閉鎖性から、香住村に吸収された後の現在も「撓田村」と呼ばれることもあるこの地区で、下半身をちぎり取られ不気味な装飾が施された遺体が発…

ベイビー・ドライバー

まあその時々の気分もありますが、基本的に「一番好きな映画」にはこれを挙げております。3回観ました。劇場公開時、DVD、そして先日の爆音映画祭での、計3回。一番好きのわりに少ないようですが、同じ映画を2回観ることもほぼない私としては快挙(?)。そし…

桜木紫乃『ホテルローヤル』読書感想文

北海道東部にある『ホテルローヤル』というラブホテルに関わった人たちの人生を切り取った連作短編集です。直木賞を受賞した際に話題になりましたが、著者本人の実家がそのまま「ホテルローヤル」という名前のラブホテルで、そういう家に生まれた人が、ラブ…

多島斗志之『追憶列車』読書感想文

というわけで、こないだ『不思議島』を読んでそのまま連チャンで多島斗志之作品を。 長編の後は短編でも......と思い、短編集の本作をチョイスしてみました。ちなみに本作は単行本の収録作から2本ほど差し替えられているらしく、機会があれば単行本の方も読…

ムーンライズ・キングダム

ムーンライズ・キングダム スペシャル・プライス [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2014/11/05メディア: DVDこの商品を含むブログ (4件) を見る製作年:2012年 監督:ウェス・アンダーソン 出演: ジャレット・ギルマン、カーラ・ヘイワード、ブル…

多島斗志之『不思議島』読書感想文

多島斗志之。 本人が失明することを厭って失踪してしまったということが話題になった作家ですが、結局発見されることなく、恐らく死亡認定がなされてしまっているであろう年月が経ってしまっています。そういうことは知っていながらも作品は読んだことがなか…

米澤穂信『真実の10メートル手前』読書感想文

『さよなら妖精』『王とサーカス』に連なる大刀洗万智のシリーズの短編集。真実の10メートル手前 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2018/03/22メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る 1話目は新聞記者時代の、2話…

現代ホラー傑作選 第2集『魔法の水』読書感想文

角川ホラーのアンソロジーシリーズの第2弾。編者は村上龍。収録作品は、村上春樹「鏡」 山田詠美「桔梗」 連城三紀彦「ひと夏の肌」 椎名誠「箱の中」 原田宗典「飢えたナイフ」 吉本ばなな「らせん」 景山民夫「葬式」 森瑤子「海豚」 村上龍「ペンライト」…

武者小路実篤『友情』読書感想文

武者小路実篤という名前は前から聞いたことがあったのですが、彼の耄碌してから書いたらしい文章 僕も八十九歳になり、少し老人になったらしい。人間もいくらか老人になったらしい、人間としては少し老人になりすぎたらしい。いくらか賢くなったかもしれない…

浦賀和宏『HELL 女王暗殺』読書感想文

前作『HEAVEN 萩原重化学工業連続殺人事件』の姉妹編というか前日譚というか、な続編です。HELL 女王暗殺 (幻冬舎文庫)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/06/08メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 色んな話が交差してややこしかった…

怪談マンガアンソロジー『コミック幽』

先日友人と小牧古書センターへ行ってきました。お店の広さはブックオフの小型店より小さいくらいでしたが、雑誌(バイクとか音楽多め、『幻影城』なんかも!)、エロ本、そして漫画が充実したお店でした。そこでなんとなく手に取って、収録された作家のメンツ…

感想を書くときに気をつけていることについての頭空っぽな文章

こないだツイッターでなんとなく「ブログ」というものの話題になった時、なんとなく私が「ブログ書く時気をつけてることありますか?」と言ったら、その後フォロワーさんが気をつけてることについてブログに書いてたんですね。それ読んでなるほどなぁと思っ…