偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

エピデミック(1987)


「エピデミック」というタイトルの感染症を描いた映画を撮ろうと脚本を練る2人の青年。しかし、現実世界もその脚本の通りに感染症に飲み込まれて行き......。


フォントリアー「ヨーロッパ3部作」2作目。

モノクロに「epidemic」のロゴだけが赤く刻まれた映像がカッコいいんだけど、正直途中からロゴがチラチラと気になってリモコンで消させないのかなコレと思ったりした。映像が黒い時だけロゴが見えなくなったりするのがなんか地味に気になって集中できなくて......。
映画作りの内幕をモロに曝け出したようなところは面白いんだけど、しかし特に決定的な出来事も起こらないままたらたら〜っと進むお話がかったるすぎてかなり眠なってしまった。
普通にその辺の町でロケしてるんだけど映像の撮り方でパンデミック後のデストピアみたいに見えるあたりは良かったです。
あと、ラストが話の展開としては思ってた通りなんだけどそれにしてもあの女性の演技がもの凄くてめちゃくちゃインパクトがあり、エンディングのテーマ曲もなんか印象的で、終わり良ければ的になんとなく良かった気がしてしまいました。