偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

Re:私信

お誕生日おめでとうございます🍾🎉🎊㊗️

私も会えてうれしかったです。あと写真すごくよかった。私はこうやってブログで他人様の作品をあーだこーだ批評してるだけのクズですからね。表現出来ることが羨ましいよ。



さて、それではこれが私の青春のCDの楽曲解説的なやーつです。全部いい歌なのでひゃくおく万回聴いてね。




1.最近どうなの?/plenty

あんまり売れてなさそうだなと思ってる間に解散しちゃいましたが、後期のアルバムとかはかなり好きでしたplenty。惜しいバンドを亡くした......。
大学の時映研に入ってて、後輩がPVを撮っててこの曲を知りました。
イントロからして切ないような虚しいようなやるせないような雰囲気にやられちゃいまして、歌詞も「最近どうなの?平然装ったよ」と、サウンド通りの胸を締め付けられつつ諦観混じりのなんともエモい感じでつらいけどクセになって聴いちゃう。
最近は大学の友達にも会ってないからな。あいつら最近どうなんだろう。


2.真夏のサイダー/daoko

高校生とか大学生初期の頃の、モテなくて童貞で自分に彼女が出来ることなんてあり得ないと思いながら、一方でいつかは俺も青春小説みたいな恋をするんだと無邪気に信じられていた頃にフォロワーに勧められて聴いて爆死しました。
最近では誰とでも(コラボを)ヤる女というイメージのだをこさんですが、この頃はやる気なさげにラップのようなリーディングのようなぶつぶつ言う歌を歌ってて好きだった。
まさに真夏の気怠さとキラキラとがこの可愛くてやる気のない歌声に象徴されてて。

ドキドキしちゃう魔法かけたでしょう?

ってね、そんなことを言われたら俺は、俺は......っ!

って悶える童貞の話でした。


3.出会ってから付き合うまでのあの感じ/SHE IS SUMMER

ふぇのたすのボーカルのみこちゃんのソロプロジェクト。
ザ・キラキラした女の子の恋愛観という感じの歌詞で、大好きで大嫌いなんだけどめちゃくちゃ共感する部分もあるし、可愛い女の子なんて嫌いだよ!
サビの入りの「ずっと」と、「一回だけのキスのためにすぐに会いに来た〜」というコーラの飲み過ぎで脳味噌溶けてんじゃねえかと思うクソリリックが大好きです。


4.Something About Us/Daft Punk

洋楽は歌詞がわかんないからあんま語ることないけど。
ご多分に漏れずワンモアタイムのヒットでダフトパンクを知りましたが、この曲はそのイメージを覆すしっとりノスタルジックな感じで、幼稚園の裏山で木の実を拾って食ってた頃くらいに戻りたくなるような郷愁があります。
あと曲順的にこっからちょっと郷愁ゾーンに入るので、そのイントロダクション的なつもりで入れました。


5.Darlin' from hell/GRAPEVINE

バイン。10枚目のアルバム『TWANGS』に収録。
初期の無骨さや売れてきた頃のポップさもいいけど、このへんの8枚目〜10枚目くらいの、大人っぽい落ち着きが出つつ、まだ洗練されきらない泥臭いエモさもある頃のグレイプバインが一番好き。
でも近年の澄み切った聖性のようなものさえ感じさせつつもその中だからこそ際立つ毒っぽさや俗っぽさもあるバインも好きだし、まぁいつも好きですけど。

この曲はなんだか気怠げで旅行の帰りとかに車で聴きたいイメージ。

 

6.The Sniper/APOGEE

ポジーはボーカルの永野さんの声が若干マサムネに似てるのと、ダンスミュージックとロックの融合ってのがサカナクションに似てることから好きになったバンド。

この曲は8分もあって長いんだけど、イントロのぽぽぽぽぽっぽぽ「やっ」みたいなとこからしてもう引き込まれてしまう。

地味な曲だけど、メロディアスな気怠さと、真ん中くらいから少しずつ少しずつ盛り上がり始めていって終盤はちょっと神々しささえ感じちゃう展開がステキ。長さを感じさせず飽きない曲です。


7.ゲンゲ/ゲスの極み乙女。

我が愛しの絵音コーナーその1。
イントロのベースはレディオヘッドのThere,Thereのオマージュで、全体の雰囲気は井上陽水を目指したらしい。

ゲスのイメージってたぶんわちゃわちゃした感じだと思うけど、意外とこういう曲がいいんすよ。
気怠さとやるせなさと不穏さと、みたいな。

私も昔はなんの根拠もなくいつか何者かになれると思っていたものですが、気付けばこうやって笑顔でレジを打つ毎日で、そのことを考えると地面に穴が開いて落ちていくような気持ちになるけど、この歌がそれを突きつけつつも寄り添ってくれる気がして、苦しくなるのに聴いてしまいます。


8.星になった心臓/indigo la End

絵音その2。

これも、何者かになりたかった系の曲と言えるでしょう。
イントロのギターとかベースの音が若干スピッツっぽい気がするんだけど、他に誰もそう言ってないので気のせいかもしれない。

最初はわりと地味な良い曲って感じですけど、中盤以降の展開がかなり不思議で、聴き終わってなんとも掴みどころのない印象で何度も聴きたくなっちまうんだよ上手いなぁ絵音は!

歌詞も抽象的ではありつつ、なんとなく死とか生きる意味とか孤独とかそんな感じを思わせて、冒頭の生活感とサビの壮大なイメージとのギャップもいいし、分かりきらないままに刺さってきます。インディゴの中でも屈指の好きな曲。


9.セックス/ギリシャラブ

志磨遼平のジーザスレコードからメジャーデビューした今最注目のバンドです。この曲はインディーズ時代のですけど。
なんか、私の語彙力ではどうとは言いづらいんだけど、とにかくちょっとヘンテコで、ちょっと耽美で、文学的な香りもして、でもキャッチーでクセんなる。好き。
じゃんじゃこじゃんじゃこっていうこの曲のイントロがめちゃくちゃ好きなんすよね。
他の曲も全部いいので聴いてね。


10.Captain of Your Sinking Ship/kommode

キングス・オブ・コンビニエンスっていうノルウェーのフォークデュオの片割れがやってるバンドで、今んとここの曲が入ったアルバムしか出てないんですけど、めちゃくちゃ良い。
アルバムのタイトルが『Analog Dance Music』で、まさに人力で演奏してる暖かみと郷愁の漂うダンスミュージックのアルバム。
聴いてるとなんかもう強制的に踊らされてしまうような気持ち良さで、でもアナログだから何度聴いても飽きない。やっぱ音楽は人力が良いですよ。


11.YOKOHAMA Blues/SEKAI NO OWARI

セカオワってドラゲナイとかの時は(好きな曲もあったけど)わりとクソダサJ POPバンドだと思ってて。
でもちょっと前に出たこの『Lip』と『Eye』という対になる2枚のアルバムで急に突然変異のように垢抜けたオシャレバンドに変貌してびびりつつ完全にファンになりました。

この曲はタイトル通りのシティーポップでR&Bな曲。
わうわうしたギターサウンドのイントロなんかKing Gnuを彷彿とさせるし、歌い出しのフカセ君の声のエロさにもクリビツテンギョー。いつからこんなエロい声を出せるようになったんだよ?なぁ?

んで歌詞もすっげえオトナのラブソングって感じ。エロい。

特に、「ステージに立って云々」というフカセさん本人を思わせる描写の直後に「けだもののように抱き合う」という性描写が入ってめちゃくちゃドキッとさせられます。生々しすぎるし、これまでとのギャップで余計にエグい。


12.冬の夜/禁断の多数決

このグループはなんなのかいまだによく分かってないんだけど、結構好きなんすよね。

なんつーか、伝わるかどうか分かんないけど、この人たちのキャッチー系の歌モノ曲って田舎の安いラブホみたいないかがわしいチープさがあってめちゃくちゃ好きなんですよね。
クリスマスになると聴きたくなります。

あとPVにSHE IS SUMMERのみこちゃんが出ててめちゃくちゃ可愛いからPVも観てね。


13.PERSPECTIVE/Yellow Magic Orchestra

YMOのわりと後期の曲で、YMOというよりはもう教授のソロみたいな雰囲気のピアノ曲
ただただメロディが美しいのと、「Everyday」が連なる日常を切り取っただけの歌詞に、単調な生活の尊さを感じて泣きそうになります。
ちなみにYMOだと一番好きなアルバムはテクノデリックっていうちょっと実験的なやつ。これも名盤なのでぜひ。


14.1517/The Whitest Boy Alive

キングス・オブ・コンビニエンスっていうノルウェーのフォークデュオの片割れのもう1人の方がやってるバンドで、これもkommodeと同じく人力のダンスミュージック。
こっちのがちょっと無機質な感じかな。
ボーカルのアーランド・オイエという人の声も見た目もめちゃくちゃサブカルっぽくて憧れしかない。アーランド・オイエになりたい。ソロも良い。


15.なぜ人を殺しちゃいけないのだろうか?/筋肉少女帯

イントロがユーミンのデステニーのオマージュ。

Q.なぜ人を殺しちゃいけないのだろうか?
A.黒いスーツ持ってないやついるからさ

という冗談のような歌い出しから、黒いスーツを持っていないバンドマンのオーケンが服屋さんに喪服を買いに行く話がはじまります。
何の歌やねんと思っていると、しかしサビでは何故か殺してしまうほどの愛と、叶わなかったけど今も忘れられない恋についてのエモすぎるドラマに変わってしまうという、どうしたらこんなん思いつくんやろうという最高の歌詞。

この歌詞でこんな爽やかな曲調なのはちょっとあいみょんっぽいかも。

オーケンは小説家としても活躍してるけど、どうも歌詞が完璧すぎてわざわざ小説を読もうという気にあんまならないですよね。


16.不思議な夜/Base Ball Bear

俺はベボベが大好きやねん!!オラァ!!

イントロが高中正義とかカシオペアとかみたいな歌えるギターサウンドでもう古臭くもかっこよく痺れちゃう!
そしてこの人も歌詞が好きなんすよ。デビューから青春を歌い続け、やがて青春に囚われたまま大人になってしまった青春ゾンビを歌い、青春が終わってから青春は終わらないと知ったと歌う、ザ・青春の象徴それがベボベ!私の青春!

この曲は終電逃して知り合いの女の子と夜の散歩をするというシンプルなストーリーなんですけど、女の子の暴力性というものを的確に切り取っています。
そう、たとえ別に深い間の僕らじゃなくても、女の子と2人きりで夜の散歩なんかしちゃったらそれだけで無理やりちょっと気になってしまう、インスタントに恋に落ちてしまう。男ってのはそういう馬鹿な生き物なんですよ。

不思議な夜の魔法、その煌めきと、明け行く夜の無情な無常。青春の楽しさと切なさが全て詰め込まれてます。うん、青春とは女の子のことなんだよ。





はい、そんな感じです。
気に入ったバンドがあったら他の曲も聴いてみてください。長生きしような。