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読んだら精神に異常をきたすなんて言われる三大奇書のあのメンバーの映画版だポコ!
原作は高校時代に読んだきりでうろ覚えだったから復習もかねて観たんだポコ!アーァ、スチャラカチャカポコ!
製作年:1988
監督:
出演:桂枝雀,室田日出男,松田洋治,三沢恵里
☆3.6点
いやぁ、素晴らしかったです。原作は上下巻に渡って目眩く繰り広げられる脳髄論、脳髄が脳髄を追いかける探偵小説......そんな、確かに精神がおかしくなりそうなお話なのですが、なんとこの映画版は100分程度の短さで原作の流れと雰囲気を見事に再現しています。まぁ、あれだけ長大な原作なのでダイジェストっぽくなってしまうのは仕方ないところでしょう......。ちなみに原作は私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。
冒頭、「巻頭歌」が映るところから原作読者にはたまりませんよね。
胎児よ胎児よ 何故躍る
母親の心がわかって 恐ろしいのか
多くの奇書ファンが暗唱できるだろう、このフレーズ。ツイッターでこれをもじったネタツイをしたことがある人も多いかと思います(私見)。ちなみに原作は私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。
そこからの「ブーーーン」ですが、これはちょっとイメージしてた「ブーーーン」の音とは違いましたが、精神に異常をきたしたりしておりません。というかあれは「ボーン 、ボーン」ですよね。もっとなんの音か分からない曖昧な音を想像してました。
そして目覚めた主人公の顔を見て私はびっくりしました。く、草野マサムネ......!!?そう、主演の松田洋治さん、私の大大大好きなロックバンド・スピッツのボーカル草野マサムネに瓜二つなのです!
↑ 松田洋治
美男子だけどちょっと不気味で頭おかしそうなところも(若い頃の)草野マサムネっぽくて、主人公は呉一郎なのかそれとも草野マサムネなのかと勝手に余計頭がこんがらがってしまいましたが、精神に異常をきたしたりしておりません。
ちなみに現在は全然似てません。
↑松田洋治(現在)
続いて聴こえる声......この声は......モ、モヨ子......!原作のモヨ子ちゃんはミステリ界最高ヒロインランキングに江留美麗ちゃん(飛鳥部勝則『堕天使拷問刑』)や小佐内さん(米澤穂信「小市民」シリーズ)と並んで必ず入るくらいの美少女なので(個人の感想です)、生身の人間が演じてる時点でどう転ん でもイメージと違ってしまうものですが、モヨ子役の三沢恵里さんという方、そんな難しい役をよく演じてらしたと思います。童顔で可愛らしいけど見ていると不安を掻き立てられるような不思議な顔立ちで、この作品以外に出演作がないことも相俟ってミステリアスなモヨ子感はしっかり出ていた精神に異常をきたしたりしておりません。
そして、若林、正木両博士も凄かったです。どちらも原作のイメージ通りで、よくこんな変なやつら揃えたもんだと思います精神に異常をきたしたりしておりません。特に正木博士はキチガイ地獄外道祭文でお馴染みの独特のリズムでペラペラ喋る印象だったので落語家の(しかも気が狂ってそうな)桂枝雀さんはピタッとハマリ役でした。チャカポコ チャカポコのシーンも微妙に変えてはありますがヤバさはしっかり再現されていて嬉しかったです。そんな感じで登場人物が出揃っただけでもうテンションが上がってしまったのですが精神に異常をきたしたりしておりません。
お話の方も胎児の夢、狂人の解放治療、呉青秀などのエピソードもきちんと詰め込んでいながらその辺をスッキリ短くまとめたことで、本筋も、脇道の薀蓄も、原作より分かりやすくなっています。もちろん圧倒的な情報量に幻惑されるのが原作の醍醐味なので、まとめちゃうと薄味になることは否めませんが、なにせ原作は上下巻の大作。再読したいけどちょっと長くて躊躇ってしまう人(私など)や、原作が気になるけどちょっと長くて食指が動かないような人には、原作の内容・雰囲気ともにかなりなところ再現されている本作は自信を持ってオススメ できます。原作は私も読んだことがありますが、精神に異常をきた
したりしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常を
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せん。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。
引用:yahoo!知恵袋