偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

話す

話すことが苦手です。

いつからそうなのか、というと、分かんねえけどたぶん生まれた時からで、先天的に何らかの欠陥があるとしか思えない。

頭ん中では言いたいことがちゃんとあるのに、口に出して言えないせいでいつも私だけが悪者にされてきた。小学生とかそんくらいの時から。
なんで口に出して言えないのだろう。まず、喋りながら文章を組み立てるのが苦手なんですよね。もしかしたら、本ばっか読むからちゃんとした文章にして話さなきゃいけないという理想の高さとかプレッシャーで逆に話せなくなってるのかもしれないけど。
あと、否定されるのが怖いのが一番かもしれない。今でこそ人類皆オタク、一億総変人みたいな世の中だからいいけど、昔なんか私みたいな気持ち悪い陰キャはどんなまともなことを言ってもノリだけ良い脳味噌ピーマン人類に声を掻き消されてましたからね。陰キャが何か言ってんだけどまじウケる〜みたいな。

声と滑舌が気持ち悪いし。
自分の声を聞くと気持ち悪くてほんとに絶望する。自分の声を聞く時が一番生まれてこなければよかったのにと思います。こんな気持ち悪い奴生きてる価値ないし、って。
それをね、人様に聞かれるのなんか苦痛でしかないですよ。この気持ち悪い声が聞かれてると思うと血の気が引きますよ。

そもそも特に話に中身がないんです。起承転結とか苦手だし、オチとか付けれないし、そんなつまんない話して相手の時間を奪ってしまうと思うと、申し訳ないというよりは、時間を無駄にさせやがってと責めるような視線に耐えられなくてつい一言ずつしか喋れないようになってしまったのかもしれません。

中学生の頃、1分間スピーチがあったんだけど、私が話してる時だけみんなつまんなそうにしてて、うんこみたいな顔した担任に毎回やり直させられて、そのたびにこいついつか殺すと思ってたし今もあいつ殺すことだけが人生の目標です。



......しかし、Twitterやブログはいいっすね。
なんせ、文章に滑舌ってないですから、とりあえず書いた分はそのまま伝わりますからね。
文章の内容はどっちにしろつまんないにしても、いつもみたいに「こいつなに言ってんの(物理)」という目で見られないだけで堂々と振る舞えます。

でも、喋るのが嫌いなわけじゃないんですよ。自分の声が嫌いなだけで、話したい欲求はあるし、飲み会とかで下ネタとかでわいわい盛り上がるのは普通に楽しい。
だからツイキャスとかもしたいんだけど、1人で話してるとまた自分の声が聞かれてるっていう絶望で血の気が引いてやれないのがネックですね。

でも、結局中身がないのが一番問題ですよ。なにも言うべきことがないのになにも言えるわけないじゃないですか。俺は空洞〜ですよ。

仕事もつらいけど、私が私であることもつらいから、なんにしろ毎日非常に消極的に死にたくて、自殺未遂未遂未遂みたいな首吊る真似事とかをしながらなんとか頑張ってます。