偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

サカナクション『834.194』感想 -札幌 version-

はい、というわけで、「サカナクション『834.194』感想 -東京 version-」に続いて今回は札幌バージョンをお届けいたします。


こちらの札幌盤は、無作為性、大衆に向けるのではなく自分たちのために作った、魚図鑑的には「深海」に当たるディスクになります。

山口一郎が、『sakanaction』以降あまりに突然売れすぎたことで作為性に倦んで作ったのが、2014年の『グッドバイ/ユリイカ』『さよならはエモーション/蓮の花』という2枚4曲のシングル。
この札幌盤ではその4曲をまるごと収録しつつ、いくつかの新曲を加えて「東京での苦悩」「札幌への郷愁」「札幌時代の自分への憧憬」という物語を作っています。

東京盤も前半は郷愁がテーマではありましたが、あちらは作者本人のことというよりはフィクションであったのに対し、こちらはかなり生々しく山口一郎のドキュメント/私小説的な内容の歌詞ばかりです。
東京盤は華々しく東京の街で活躍するサカナクション、札幌盤はその裏での葛藤......という読み方も出来ます。
そう、この札幌盤も、札幌盤とは呼んでいるものの、東京の街にいながら札幌時代に想いを馳せる感じの曲がほとんどであり、この2枚のディスクは共に東京で活躍するサカナクションの外面と内面を描いた表裏一体の二枚組である、とも言えると思います。
そんな中、ラストの2曲では視点がグッと移動するのですが、その辺については各曲の感想で後述します。

音に関しても、こちらは派手さがあんまりなくて、どの曲も弾き語りで歌ってるのが想像しやすいようなタイプの曲たち。パッと聴きでは東京盤ばっかり聴いちゃうけど、だんだんと札幌盤も染みるようになってきたわぁ......みたいな。要は初期っぽいとも言える感じの、でももちろんどの曲も洗練されてもいる、そんなディスクになってます。

では、以下で一曲ずつ感想書いていきまっす。




1.グッドバイ

サカナクション - グッドバイ (MUSIC VIDEO) - YouTube

個人的にこの曲はアルバムの最初に入るのではないかと予想していたのですが、ディスク2の一曲目ということで半分当たりましたね。

この曲はサカナクションのストーリー上で言うとオーバーグラウンドと決別して新たな場所を目指そう、という曲。
東京盤でオーバーグラウンド側のサカナクションを魅せた後で、札幌盤の最初にこの曲が来ることでディスクの変わり目の仕切り直しのような意味合いも出てきて非常に納得のいく曲順だと思います。

また、どうしてもそういう「サカナクションにとって」という文脈で聴いちゃいがちですが、そういう意味も含ませつつ、恋人とか家族とか友達とか、大事な人との別れを描いた普遍的なストーリーにもなっているのがさすがです。

で、PVがこの歌詞の世界観を見事に描き出していて必見。
真っ暗な川を行く船。死神みたいな格好の山口一郎が櫓を漕いでいて、中条あやみが乗っている。
まるで三途の川のようですが、その後回想シーンを見ていくと、どうやら彼女ではなく彼女の恋人の男性が亡くなっているようで......。
最初はむむむ?と思いましたが、川の途中で恋人の男を置いていく場面で納得。この川は人生のことで、大切な人がいなくなっても人生は続く、とまぁ一番簡単に要約しちゃえばそういうことが描かれているんでしょう。
このPVを観ると、「不確かな未来へ舵を切る」という歌詞が沁みてくるんですよねぇ......。


ちなみに、この曲がラジオで初解禁された時、私もリアタイで放送を聴いてたんですけど、なんと一郎くん、曲を流しながら号泣してたんすよ。その放送を聴いて、俺は一生サカナクションについて行こうって思ったんだ(なおその2年後に一度ファンを辞職した模様)(だってアルバム出ないんだもん)。




2.蓮の花

サカナクション - 蓮の花 (MUSIC VIDEO)-New Album「834.194」(6/19 release)- - YouTube

山Pが主演の映画の主題歌。映画は観てないけど気になってはいるんですよね......。
で、その映画の主題歌になった時に「movie version」として配信された後、本作に収録されている「single version」としてシングルカットされたという経緯がありました。

movie versionの方は、映画の余韻を引き立たせるためか、かなり静かな印象。音楽的に詳しい事は分かりませんが、ほとんどの音にエフェクトかかってそうなバンド感の無さ。

一方、本作に収録されたsingle versionは、ライブでそのままやれそうな生音感。
大サビの「ふあっあっあっあ」のところや最後のYeah〜もこっちのがノリが良くて、個人的にはこっち派ですね。


歌詞は、芥川龍之介蜘蛛の糸」をモチーフにしたもの。

一つの読み方としては山口一郎が歌詞を書くこと自体について。
蜘蛛の糸よ、ここまで垂れてきて作詞の苦しみから救っておくれ!みたいな感じですかね。
ただ、引っかかるのは、蜘蛛の糸に対して「花揺る蓮まで垂れ下がって 苦しむ僕を引っ張り上げてよ」というところ。芥川の小説では蜘蛛の糸は地獄に垂れ下がって罪人を天国に導く役割を果たしていました。しかし、この歌詞では"僕"は蓮のあるところ、つまりは天国にいるように読めるんですよね。私としては、歌詞を書くこと、つまりは音楽やってること自体は天国だってことなのかな、と思うんですがどうなんでしょうね。

で、そういう作詞自体についての歌詞という印象が強い歌ではありますが、頭の中の山口一郎ご本人のイメージを一旦追い出してみると、好きな子のことを妄想する変態的なラブソングのようにも読めます。
で、私なんかは夜にあの子のことを妄想する目的といえばアレしかない!なんて思っちゃうんですよね。
しかしそう考えると、幻想的で美しくも儚い印象は片思いの時のアレに似てますし、最後のYeah〜〜って声もなんかそういうことかな......なんてそれこそ妄想がたくましくなってしまいます。
まぁこんな解釈が作者の意図に合ってるかどうかは知りませんが、アレをここまで美しく描くというのも山口一郎という人の真摯なイメージに合うような気がします。勝手にそんな気がしてます。




3.ユリイカ

サカナクション - ユリイカ (MUSIC VIDEO) - YouTube

サカナクションの曲にありがちな、しゅ〜〜っていうリバース音(ドラムのシンバルの音を逆回しにしたやつってサカナクションイントロクイズで言ってました)から始まり、静かだけどリズムは早めで踊れる曲です。
東京盤にはリミックスが入っていましたが、あちらでは情景描写が全てカットされていた。オリジナルではそれがちゃんとあるので、"郷愁"が強調されつつも、やはり東京で生きていくことを歌った曲になってます。

いつも夕方の色 髪に馴染ませてた君を思い出した ここは東京

という歌い出し。
君、というのは故郷に置いてきた恋人でしょうか。分からんけど、そんな気がする。そう思いたい!

曲の中身はというと、東京で生きるという決意の歌でもありながら、「いつ終わるかな」とネガティブな面もあるところが良いですよね。
で、最後の最後が

月が消えてく

という言葉で終わるんですけど、月が消えるということは夜明け。
「夕方」という言葉を伴う追憶で夜になっていくように始まったこの曲が、最後に今まさに夜が明けていくところを歌って終わるってのがとても綺麗です。
また、「君が言うような寂しさは感じないけど」からの「君が何か言おうとしても」となるのも、何とも言えず淡白なセンチメントがあって好きです。

あと、PVも良い。こんだけ女性の裸身が映っててこんだけエロくない映像ってありますかね。




4.ナイロンの糸

サカナクション / ナイロンの糸 - YouTube

カロリーメイトのCMの歌。
静かに波打つ海を思わせるイントロのギターのリフが綺麗で引き込まれます。また、ぽこっぽこっていうリズムは水の上をぷかぷか浮いてるようなイメージもありますね。
最初は静かで、2番から少しだけ盛り上がりかけてきて、大サビでどーんと来るところはmellowっぽいなと思いましたが、冷静に考えると大サビのメロディがほぼmellowでした。

歌詞は、色んな読み方がありそうですが失恋ソングっぽい雰囲気のもの。
いなくなった「君」を思い出すというお話。君がなぜいなくなったのかは分かりませんが、私の中のイメージでは死別という気がしてしまいます。
歌詞の中に「海」という言葉がメインのモチーフとして現れますが、それが何を示すのか。海といえばやっぱ命が生まれる場所であり、還っていく場所、でしょう。だから、海というのはきっと、女性の体のことであり、または死後の世界のことなのでは......と思うんです。
「いつかは分かる あの海のこと」というところはいつか死ぬということ。「この海にいたい」という最後のフレーズは、「君」の体に溺れたいというのと「君」が行ってしまった場所にいたいということのように思えます。それは「振り」でしかないことも事実。それでも、「この海に還ったフリしてもいいだろう」と肯定的に歌っているのが良いですね。

最後のサビでベースの音が唸るような深い低音を鳴らすのも、海や命というもののイメージに合っててなんか泣けてきます。




5.茶柱

この曲はアルバムが発売延期になったことで空いた時間を使って制作されたらしく、延期がなかったら聴けていなかった曲です。
......なんて言うと「延期してむしろよかったわ」と思っちゃいそうですが、やっぱりサカナクションさんももう大人なんだから決まった納期は......なんてまた蒸し返してもしょうがないのでこの話はやめ!(手遅れ)

さて、この曲はまさにタイトルのイメージ通りの侘び寂びを感じさせる曲ですね。
音はほぼピアノと歌くらいで、あとは後ろで蝉の声と、なんらかの細かい音(わかんない)が入ってるくらい。
聴き心地としては弾き語りみたいな感じで、サカナクションとしては逆にとても新鮮です。だって、「サカナクション/茶柱」っていうワードの並びが良い違和感とは言いながらも違和感の塊ですよね。

しかしこういう音数の少ない、歌が目立つ曲だと、この人の声の良さが際立ちますね。うん、いつもはそんなに意識しないけど、やっぱり山口一郎の声は良い声なんです!
「揺れてる茶柱ぁぁ〜〜」っていうとこの伸ばし方とか、「何となく」のぼそっと呟く感じとか、いちいち聴き入ってしまいます。

歌詞は、「打ち消すのではなく受け入れる」というのがひとつのコンセプトらしく、暑い日に冷えた麦茶を飲むんじゃなくて暑いお茶を淹れるとか、悲しい時にテンション上げて紛らわすんじゃなくて一人になって悲しむ、みたいなのが日本の心なんじゃないかと、そういう歌らしいです。

一番の歌詞では茶柱を見つめながら悲しみに浸っている今の自分の姿が描かれます。
二番に入ると、私の想像では彼女と線香花火をしながら何か大切なことを言おうとした過去の光景、に思えるんですが、それが描かれます。歌詞の中で「君」という言葉は最後の最後にしか出てきませんが、きっとこれは「君」と過ごしたとある夏の光景なのでしょう。あんまり歌詞に作者のパーソナルな部分を当てはめて読むのは良くないとは思いつつ、最近の山口一郎がやたらと結婚について話したがる様子を見てると、この歌詞の主人公と「君」との関係は結婚を考えるくらいの恋人だったんじゃないかと、どうしても想像してしまいます。

「ずっと剥がせずにいた心の瘡蓋」と、引きずってきた過去を歌う一番のサビ頭と、二番のサビ頭の「ずっと変わらないと信じてた心は」という叶わなかった未来。同じ「ずっと」という言葉の向きが綺麗に逆向きに対比されているのが憎いですよね。

そして、

揺れてる茶柱
何もいらないはずなのに

このフレーズがやっぱ良い。
はずなのに、忘れられないの、みたいなね。それは、この曲がこれまでアルバムで歌われてきた郷愁というものをもう一度見つめ直すための3分間であるかのようでもあり。
それは失恋ソングによくある強い切なさとか悲しみとかあるいは怨嗟とは違った、受け入れつつ静かに悲しむようなニュアンス。一言では表せないそんな気持ちを、一言で表さずに一曲使って描いてみせた曲なんですね。




6.ワンダーランド

山口一郎がやたらと語るので受け売りで覚えちゃいましたが、この曲の初めに入ってるザクザクという音は雪を踏む音で、札幌を表している。一方最後に入るノイズは都会の雑踏のイメージで東京を表し、一曲の中で札幌→東京という流れになっているらしいです。

超絶個人的な話なんですけど、私は雪を踏む音がめちゃくちゃ苦手なので、この曲の初めで毎度ちょっと悪寒がしてしまうのが残念なところ。片栗粉を触る時も同じような感覚があるんですけど、同じ症状の方いませんか?

というのは置いといて。
軽快だけど力強く歩くようなイントロは、歌詞の内容とも相まって夜明けや解放をイメージさせます。
構成がまた面白くて、長いイントロから始まり、メロに当たる部分は「君は深い」という言葉だけを繰り返すもので、しかし繰り返しながらじわじわと盛り上がる予兆を感じさせていきます。そして、サビはパッカーン!とまさに卵の殻を破るような開放的なカタルシスがあります。

歌詞の内容もまた、これまでの内省的な郷愁の歌たちから一転して、札幌を「蜃気楼」、東京を「ワンダーランド」としてかなりなところ前向きに捉えているような印象を受けます。
イントロとアウトロが札幌→東京を表しているのと同じように、歌詞も1番が札幌から上京したこと、2番が東京で生きていることを描いているように読めます。

一方で、各種インタビューで山口一郎がこの曲のことを、初めてステージに立ったことを童貞/処女喪失に重ね合わせた歌だと語っていたように、童貞喪失を歌った歌としても読めます。
そもそも「童貞喪失」って言い方は不思議なものでして。例えば趣味で初めて釣りをしてみましたっていう場合には「釣りを始める」って言うのが普通なんですよね。だけど、これが童貞喪失のことを「こないだからセックス始めたんですよ〜」という言い方はしなくて、「喪失」と、していない状態が終わるという意味の表現になるんですね。
この歌にもそういう、新しい始まりの喜びとともに、始まる前の状態が終わることへの寂しさのようなものもあって、バチッとあの気持ちを言い表してる気がしますね。
その場合、ワンダーランドというのはやっぱり女性の体を表すんですかね。「流線」にしろ「ナイロンの糸」にしろ、サカナクションって結構そういう歌が多いですよね。むっつりスケベやな。

で、アウトロでカオスなノイズが高まって高まっていって......




7.さよならはエモーション

サカナクション - さよならはエモーション (MUSIC VIDEO)-New Album「834.194」(6/19 release)- - YouTube

スッとこの曲のイントロが始まります。この2曲の流れがめちゃくちゃ好き。
たったかたったかとせわしないリズムが夜に一人で散歩しながらあれこれと考えちゃって悩んでる時の気持ちに合うので、そのまま深夜のコンビニエンスストアまで散歩しながら聴いてました。

歌詞の内容は、過去・現在・未来について。
コンビニでコーヒー買うだけの話をこう書くのが山口一郎のすごいところ。「レシートは捨てた」の「捨てた」を言い方を変えながら何回も言うのは、ぱっと見歌詞の文字数をサボったみたいですが、強調されることで「捨てた」という言葉に聴き手側も意味を読み取ってしまうようになるのが上手いですよね。

曲中では「忘れる」という言葉が頻出します。
アルバムのコンセプトに照らし合わせて聴くと、最初の「忘れたい自分」というのが東京に来て作為性で擦れた自分、最後の「忘れてたこといつか見つけ出す」というのが札幌時代の無作為だった自分、というように、同じ言葉が別の意味として対になっているのも良いですね。




8. 834.194

アルバムのタイトル曲にして7分超の長めのインスト曲にしてアンビエントな感じの一曲です。

サカナクションのこれまでのインストってわりと歌のある曲よりも踊れるくらいのゴリゴリのダンスミュージックでしたが、これはそれらとは違い環境音楽的なので初めて聴いた時は驚きました。
それでも聴きやすいのはさすがですが。
なんかこう、水族館の深海魚コーナーとかでBGMに流れてそう。

実際、海の中を潜水していくようなイメージの音。
タイトルからの連想もあって、東京から札幌まで海を泳いでいくのを想像しました。
この札幌盤に収められた曲たちも、ここまでは東京にいながら札幌を思うような曲でしたが、最後の最後にこの曲で実際に舞台が札幌に移っていくというイメージ。そして、空間とともに時間もまた遡り......。




9.セプテンバー -札幌 version-

834.194キロの距離を泳いできた末に、山口一郎が高校時代に作った曲を当時に近いアレンジで演奏した2枚組大長編のラストを飾るこの曲のところへと漂着するのです。

初期の、フクロウとかアムスフィッシュとかみたいなイメージの、ダンス感もロック感もないフォーク感なサウンド
これまで2枚を通して描いてきた作為性と無作為性の物語は、こうしてサカナクション以前の本当の無作為性を持った曲を"思い出す"ことで幕が惹かれるわけです。
当時の自分への憧れを、飾らずに憧れとして出してしまったといいますか。
そして、アルバム冒頭で「忘れられないの」と歌われた気持ちも、ここに繋がるのではないかと思います。

このアルバム全体を通して聴いた時に、曲の中に出てくる君を女性と捉えればこのアルバムは恋愛遍歴絵巻のようにも聴けて、一方でリスナーや過去の山口一郎だと捉えるならばサカナクションというバンド、そして山口一郎という男のヒストリーの総括としても、1つの壮大な物語として聴けるようになってるわけです。

ただ、この曲の歌詞自体は過去に書いたままのものらしいので、アルバムのコンセプトに寄せるようなことはしてません。それも含めて無作為、というところでしょうね。

サビの

僕たちはいつか 墓となり
土に戻るだろう
何も語らずに済むならばいいだろう
それもまあ いいだろう

というところは、青年らしく死を見つめたナイーブで厭世的な歌詞ではあるけど、でもどこかに死を思うことの安心感のようなものがあり、最後の「ここで生きる意味 捜し求め歩くだろう」というところは前向きなようでもあり......。
一旦、生まれてきてしまったこと自体への諦念を挟んだ上で、生まれてきてしまったからには生きて行こうみたいな、消極的な前向きさがじんわりと沁みてきますよね。
変に明るい前向きな曲よりも全然元気が出るというか、ある種いつか死ぬこと自体が生きる希望みたいな。って言うとsyrup16gになっちゃうけど。

そして、じんわりとシンプルなこの曲を聴き終えた後は、またちょっと作為性のある東京盤を初めから聴きたくなるような、そんな中毒性があったりもして、そして「忘れられないの」を聴くとまた違った感慨も湧いてくる......みたいな。
変な例えですけど、東京盤と札幌盤の2枚が、甘いものとしょっぱいものみたいに片方聴いたらもう片方も聴きたくなる仕組みになってるような気さえするんですよね。
まぁなんせ6年も待たされた分ついつい何度も聞いちゃうってのもあるでしょうけど......。



てなわけで、特に気の利いたオチもないですけど、サカナクションの新アルバム『834.194』の感想を2回に渡って書いてきました......というか、まさか札幌盤の感想がこんなに間隔空いちゃうとは思わなかったけど、まぁ忙しかったり疲れてたりで最近まともに文章を書くことすら困難になりつつあるので許してください......。
サカナクションのこれからの動きに期待するとともに、このブログの今後に不安しか覚えませんがこの辺で筆を置かせていただきます。

では、音楽関連ではスピッツ新作の感想でまたお会いしましょう。ばいちゃ!