清掃のアルバイトをして暮らす青年岡田。
ある日先輩の安藤から、行きつけのカフェの店員ユカへの恋を打ち明けられる。
一方、岡田の高校時代の同級生の森田はユカに付き纏っているようで......。
大学生の時に観て以来2度目の鑑賞。
どうしても前半と後半の温度差が凄え映画なので、初見時に比べると知ってる分そのギャップの凄さが薄れてしまったのでまだ観ていない方はこんなところで他人の感想なんて読んでないでさっさと観てくれ。
というわけで前半は悪いけど明らかにキモいムロツヨシとラブコメ似合わなすぎる濱田くんとエロすぎる佐津川さんの三角関係ラブコメ(？)みたいな感じで、とにかくムロの濃さと濱田の情けなさがトホホ......って感じで居た堪れないけどめちゃ笑えるお話。
ムロさんがもう完全にイカれてて「怖い怖い(笑)」みたいなノリで観ていると、後半からは森田くん演じる森田くん(覚えやすい！)がガチでイカれてるバイオレンススリラーに持ってかれるという温度差で風邪ひきそうになります。
前半から後半への移行時にタイトルクレジットが出るところも最高にかっちょいい。
そんなこんなで後半は殺戮の森田なわけですが、彼の凄絶な過去を観てしまうと恨みあって殺される奴らはもう完全に自業自得で死んでもスカッとしかしないし、森田くんがああなったのは森田くんのせいじゃないから、とばっちりで死ぬ人も可哀想だけど常に森田くんを応援する気持ちで観てしまいました。
しかし胸糞悪くはあるけど森田くんも頑張って最後までやり切った感があるので後味は意外とそう悪くもなくて、いい話だったなぁという気がしてしまうのがズルい。
