ビーチ・シャーク(2011)

海辺の小さな町に町長の息子ジミーが帰ってきた。彼はかつて惨劇が起こった町を復興し、ついでにがっぽり儲けるためにビーチでの音楽フェスを企画する。しかし、ビーチでは砂の中から現れたサメに食われたとしか思えない死体が続出し......。

ビーチ・シャーク [DVD]

最狂サメ映画フェスの余韻でお家でU-NEXTで観られるサメ映画を。
本作は「最狂」サメ映画フェスにラインナップされていないだけあって(？)めちゃくちゃまともな作りのちゃんとした映画でした......と、このレベルで思ってしまうのはZ級映画の見過ぎですかね......。
しかし、ちゃんと演技できる俳優(美男美女だし)が出てて撮影も演出も脚本もちゃんとしてるだけで凄え観やすい......。

ビーチでフェスを開きたいけどビーチシャークが出るから開催が危うくなって......みたいなストーリー性がきちんとあるし、ちょうど真ん中くらいで一件落着しそうな感じを出してから後半さらに畳み掛けてくる起承転結もしっかりしてて普通に面白かったです。
ビーチシャークのビジュアルもなんかゴツゴツしててカッコいいし、砂浜をヒレだけ出して"泳い"でる姿は可愛らしい。

フェスのシーンになると「人数少な！」とか「こいつら逃げる気ねえだろ！」みたいなツッコミどころが急に増えてきますが、それに伴ってビジュアルのインパクトやゴア描写も増えてきてどんどんボルテージ高まる。そしてメインキャラもどんどんお亡くなりになりつつ4人というちょうど良い人数のパーティになって挑むクライマックスはカッコよさとグッとくる人間ドラマも完備してて、普通に映画一本観たわ〜っていう満足感があって驚きました。
また、コーマンからコッポラまで映画ネタも入っててテンション上がりました！
それにしても海洋学者も弁護士もなんであんなえっちな服装してるのか気になる......。

そんな感じで、ザ・B級映画！みたいな頭空っぽで楽しめる良作で、決してC級ではないので安心して観られますよ！オススメ！