偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

喜国雅彦『天国の悪戯』感想

1992年から1995年にかけて『夕刊フジ』で連載された4コマを集めた作品集。

天国の悪戯

天国の悪戯

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帯には「不条理ギャグ」とありますが、不条理ではあるものの笑いどころは分かりやすく、表紙の重厚感に反して何も考えずに気楽に読めて面白かったです。
というか大半のお話が下ネタなので、まぁ別に面白い以上の感想も特にないっすね......。
時代柄かホモネタや女性蔑視的なネタなど現在ではポリコレ的にアウトなギャグも多く、まぁアウトかセーフかとかはどうでもいいけど今の感性で読むと笑えなくて普通に引く話とかもちょいちょいあったけど、その分ある種身も蓋もないような勢いもある本で、一部の話を除いてはめちゃくちゃ面白かったです。
あとミステリネタもけっこうあって嬉しい。