犬のレジーは飼い主のダグとの「取ってこいクソッタレ」ゲームで家から遠く離れた場所に置き去りにされてしまう。
いつものボール拾いゲームだと思って捨てられたことに気付かないレジーだったが、野良犬のバグ、美人犬のマギー、巨根犬のハンターと出会ったことで現実を知らされる。
ダグが酷い飼い主だと気付いたレジーは仲間たちと共に復讐の旅に出るが......。
『Ted』みたいなノリの可愛いワンちゃんたちが常に下ネタ言いまくりながら旅するコメディ・ロードムービーなんですが、『Ted』より断然好きでした。
Tedはぬいぐるみだけど中身は普通のおっさんみたいなもんだったけど、本作の主人公たちは犬として生きる犬。それだけに人間には想像の付かない犬ならではのギャグが満載で(ソファと交尾するとか)面白かった。
ギャグの内容もおしっこうんこちんこという小学生レベルのものに徹していて余計な差別的ジョークとかはほとんどないのである意味誰も傷付けない笑いですらあると思います。あと、吹き替えで見たんだけど巨根犬のハンターを津田健二郎がやってて、ツダケン好きなので下ネタの連発に「おいおいツダケン何言ってんねん......」という楽しみ方も出来ました。
あとストーリーがシンプルに面白い。
知らない街に放り出されて仲間を作って家に戻る、という猿でも分かるストレートな筋立ての中に幾多のピンチがあってそれを乗り越えるたび友情を深めていく彼らの姿に感動し......そうになるとまた下ネタを言い出してイイハナシっぽくならないけどいい話なのが好き。クライマックスでも名指しでハートフル動物ムービーをディスりながらエモーショナルな結末へと疾走していって最高でした！
という感じで、何も考えずに可愛いワンちゃんたちを眺めていればいいだけの映画なのでお家デートなどにオススメです！
