友人らとドライブへ出かけたキンバリーは、ハイウェイでの連鎖事故の光景を幻視する。自らの車で道を塞いで事故に遭うのを防いだ彼女だったが、その後事故で死ぬはずだった人々が1人また1人と不審死を遂げていく。
ちょうど1年前に起きた飛行機事故の件との類似を見出したキンバリーは、その生き残りであるクレアにも助けを求めて死に抗おうとするが......。
邦題はデッドコースターですが、「ファイナルデスティネーション2」です。
普通こういうシリーズものって2で一気につまらなくなるものですが、本作に関しては1に劣らない面白さです。
まず冒頭の事故のシーンが凄え。ここはもう間違いなく前作の飛行機のシーンより格段にスケールアップしてます。
そして、それぞれのキャラクターの死に方もよりグロくて嫌な死に方ばかりになってます。前作でもピタゴラスイッチ的な死に方はありましたが、今作ではそれがさらにじわじわと焦らすようなやり口になっていてずっとハラハラしてた。
死に方の面白さのアベレージはシリーズで1番高いと思う。次作の日サロとか5作目の体操とかもインパクト強いけど。
あと、本作では主人公たちが死の連鎖を止めようとして起こす行動が全て裏目に出て死を招いてしまう構図になっているのも皮肉で恐ろしい......。
そしてストーリーの面でも、前作の生き残りキャラの登場や、前作との繋がりがわかる場面では「おっ！」と嬉しくなるし、前作から一捻りした死の順番の設定など、2作目であることを利用した楽しさも詰め込まれていて良かった。
ラストもお約束なんだけどやっぱそうこなくっちゃ！という、後味悪いのに爽快みたいなアレが最高！
シリーズ2作目なのにしっかり面白いという稀有な作品でした。素晴らしい！
