19世紀後半のアメリカ西部。会計士のウィリアム・ブレイクは仕事があると聞いて訪れた町"マシーン"で花売りの娘セルを助けて彼女と寝る。しかしそこにセルの元恋人がやってきて、彼女は射殺されてしまう。防衛のために男を撃ち殺したウィリアムは、懸賞金をかけられ逃亡することになり......。
ジャームッシュ監督、ジョニデ主演によるモノクロでスタイリッシュな西部劇。
西部劇の建て付けでありながらも汗臭くないし淡々としてるしおしゃれで全然西部劇らしくない映像の違和感が面白かったです。
ただ最近西部劇をけっこう観てて面白がり方が分かってきた身としては汗臭くなさに物足りなさも感じてしまいます笑。
「デッドマン」と「ノーボディ」というこの世に存在しない2人のロードムービーであり、森の中の映像とか妙に幻想的な浮遊感があってだいぶ好きですけどね。
ストーリーはあんま起伏がなくてぼんやり観てしまってたのと、なんせ元ネタの「ウィリアム・ブレイク」のことも名前をかすかに聞いた覚えがある程度なため全然含意とか分からなかったのでぼけーっと見終えてしまいましたが、サインのシーンが良すぎて、あれはいつか真似してみたいです。
あと、ジョニデが冒頭では冴えないメガネのお人好しって風貌だったのが、人を殺めるほどにどんどんイケメンになっていく変貌っぷりも最高でした。こういう最初から破滅へ向かうことが分かってて向かっていくお話好きです。てかジョニデってこんな風に毎回変貌がすごくて素の顔を知らないかもしれん......。
あとイギーポップとか、おじいちゃんになったロバート・ミッチャムとか出てておもろかった。
