偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

リトルマーメイド(1989)


マーメイドのアリエルは海の神の末娘で美しい歌声を持つプリンセス。しかし、人間の王子エリックに恋し、人間になるために海の魔女アースラとの契約を交わしてしまう。その代償に声を奪われた彼女は、人間となってエリックに会いに行くが......。

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  • ジョディ・ベンスン
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妻がことあるごとに本作のキャラクターとかを話の喩えに出してきやがるんですが、私は観たことなくって「なにそれ」って感じだったので、これじゃ夫婦の会話も成り立たない!ということで無理やり見せられました。

ストーリーはまるっきり思ってた通りだし、人魚というマイノリティが結局普通の人間になってめでたしめでたしみたいなところとか、その人魚が女なところとかが保守的な感じで好かんし、実際に実写化の時の騒動も......みたいなところはありつつ、とにかくキャラクターが面白いのでまぁそれなりに楽しく観れました。

なんといってもバカ鳥とアホ魚とマヌケ蟹の三人衆が可愛すぎる🥰
全てのセリフに複数箇所のツッコミどころがあって逆にここまでボケれるのは頭いいんじゃないかとすら思うバカ鳥。気弱でアホ面下げていつもアリエルのそばにいるアホ人面魚。そしてアリエルのお目付け役でありながらむざむざと彼女に人間界に行かれた挙句に晩御飯にされそうになるマヌケ蟹。
観てるだけで幸せな気分になれる彼らが常に誰かしら画面に映っているので幸せホルモンが多量に分泌されて癒されました。
また、悪役のマツコ・デラットパスはマツコとオクトパスの合成獣なんですけど絵に描いたような悪役っぷりでいっそ痛快だし巨大化するくだりが面白過ぎてわろた。

ま、そんな感じです。