リヴィエラにバカンスにやってきたムーミン御一行。現地のプレイボーイに口説かれ満更でもないフローレンと、貴族で芸術家の男と友達になり「パパ・ド・ムーミン伯爵」を自称するムーミンパパ。華やかな暮らしを楽しむ2人とは反対に、ムーミンとムーミンママはセレブ暮らしになじめず海辺のボートの下で暮らすことにするが......。
ヤンソンの伝記映画『トーベ』は観たけど、相変わらずムーミンのことはキャラグッズ以外では知らなくて、たぶん初めてちゃんと観ました。まぁこれも原作にはないオリジナルの話だと思うけど.....。
とりあえず映像がめっちゃ良かった。
ペン画みたいなタッチと淡いけどカラフルな色遣い、引きの画も多くてキャラクターだけじゃなく背景の美しさも堪能できて最高でした。今風なオシャレさがあって原作の絵よりマイルドで可愛い感じだけど、可愛くしすぎて下品になってたりはしないちょうどいい塩梅だと思う。
内容はというとわりと登場人物(登場トロール?)全員トチ狂っててツッコミどころ満載なのが面白かった(ビキニのくだりとか)。
ムーミンだけまともなんだけどあとみんな変なやつら。特に勝手に大人のお姉さんみたいはイメージだったミムラ姉さんがドMだったのに笑ったのとミィのセリフがいちいち面白すぎた。なんなんだあいつら。
そんな感じで変な奴らの変な言動を楽しみつつ、話はシンプルに華やかなセレブ暮らしをsageてムーミン谷でのシンプルライフをageるという分かりやすいもの。分かりやすすぎて若干鼻白んでしまうところもありつつ、まったり気楽に観れて良かったです。