偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2024年7月に聴いた音楽

ちょっと早いけどたぶん今月はこれ以上新しいの聴かなそうなので。



きのこ帝国『愛のゆくえ』

愛のゆくえ(通常盤)

愛のゆくえ(通常盤)

Amazon

前作『猫とアレルギー』がポップなメロディやアレンジを追求したアルバムであんま好みじゃなかったんですが、本作はドンピシャ。むしろきのこ帝国で1番好きかもしれないまであります。
全体に夏を感じさせるコンセプトアルバムのようになっていて、しかも爽やかな夏ではなくて不穏だったり切なかったり気怠かったりする夏なのがめちゃ好み。初期のようなノイジーなギターサウンドが蝉の声とオーバーラップし、R&Bやレゲエっぽい要素も加わって聴けば聴くほどハマっていきつつ適当に流しといても良い感じのカッコよすぎるアルバム!
なんで今まで聴いてなかったんだろうと悔やまれつつ、きのこ帝国の聴いてなかったアルバムの最後でこんな最高傑作を引き当てられたのが嬉しい。しかしこんで全部聴いちゃったのでおしまい、悲しい😭



Foster The People『Torches』

フォロワーのサラかえでにおすすめされたバンドですが、めっちゃ良いわ。
バンドサウンドに電子音も加わったダンサブルでポップでキラキラしててちょっとだけ寂しい音が最高。
前半のキャッチーさ強めの曲も良いけど、特に好きなのは、夏に聴きたい気怠さのあるI Would Do〜と、イントロがバチクソかっけえWarrant。他のアルバムもどんどこ聴いていきます!



Clairo『Charm』

注目のSSWクレイロさんの3枚目のアルバム。前作も好きでよく聴いてるんだけど、本作は前作の静かな暖かみを引き継ぎつつ、やや華やかというかゴージャスな感じもあったり、一方でよりオーガニック感もあったりとさらに聞き応えのあるアルバムになってて、環境音楽的に流しとくにも良し、じっくり聴いて浸るのも良しの名盤になってます!



L'Imperatrice『Pulsar』

Pulsar

Pulsar

  • microqlima
Amazon

全然知らんかったフランスのバンドの最新作で、たまたまサブスクで流れてきて聴いてみたらだいぶ好みでした。
ディスコ、ファンク的な踊れるサウンドやジャケ写も込みでレトロフューチャー感のある世界観とかどこかダフトパンク(ランダムアクセス)ぽさも。そして甘い女性ボーカルもクセになって、ついついずっと聴いちゃうアルバムです。