偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2024年4月に聴いた音楽まとめ




ART-SCHOOL「SONIC DEAD KIDS」「MISS WORLD」

SONIC DEAD KIDS

SONIC DEAD KIDS

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MISS WORLD

MISS WORLD

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きのこ帝国と並んで「ちゃんと全部聴きたいなぁ〜」と思いながら聴けてないバンドART-SCHOOL。初期のミニアルバム2枚を聴いてみましたが、このバンドは特に初期らしい荒削りな感じがそのまま魅力になってて良いなぁ......と思いつつ実は最近の曲のが好きではあるんですが、他の聴いてないアルバムもいずれ聴いていきたいと思ってます。



kurayamisaka


まだEP1枚と両A面シングル1枚しか出てないバンドなんですが、いつも読ませてもらってるブログさんの春のプレイリストに入ってたり、リーガルリリーのライブ前のSEで使われたりしていたのをきっかけに聴きました。
EPの方はシューゲイザー感が強くもポップな歌ものとしても聴けて、女性ボーカルの透き通った声質もバンドのサウンドとめちゃくちゃ合っていて聴いていると消えてしまいそうになるような儚さがあり大好きです。

また両A面シングルのevergreen/modify youthの方はさらにキャッチーさが増して中毒性が強いです。evergreenはアコースティックな感じも強い音色で終わり行く夏を悼むような強烈な儚さに胸を締め付けられる曲で、modify youthの方は男女ツインボーカルで悲しさを纏いながらも疾走感のあるロックナンバーで、この2曲がEPよりもさらに好きで、今後がめちゃ楽しみなバンドっす。



the band apart「Alfred and Cavity

なんか好きだけどあんま知らんバンドのライブに行ってみたいなーと思ってたところにバンアパが3rdアルバムである本作の再現ライブをすると知って、チケット申し込んで予習のために聴いてます。
なんせバンアパ最新アルバムとnakedの新作しか聴いてないので全編英語詞なだけで新鮮。英語だからってのも多少あるけど最新作に比べて歌謡感が薄くて洋楽っぽい(という括りもざっくりしすぎてて気が引けるけどまぁアルバム単体レビューじゃないし許してください)感じがあってまた違うかっこよさ。全部の音が気持ちいいし声もやっぱかなり好きですわ。こりゃゆくゆくは全作聴かなきゃ。あとCan't Rememberという曲はストレイテナーがカバーしてたのが似合いすぎて当時普通にテナーの新曲だと思って聴いてた思い出もあります。



皆川溺

素肌

素肌

  • 皆川溺
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リーガルリリーたかはしほのか先生がインスタのストーリーに載せてたので聴いてみた(我ながらストーカーっぽくてキモい)らめっちゃ良かった。
2006年生まれ(干支一周分年下!)で15歳とかの時からボカロPとして2枚のEPを出してて、直近では本人歌唱によるシングル3曲を出してる早熟の奇才的なひと。
私は昔からボカロが苦手で、大好きな米津玄師ですらハチ時代の曲は全く聴いてないんですが、そんな私でもこの人の作るボカロ曲は聴けました。というのも、色んなジャンルの影響をごった煮にしながらもオシャレで飄々とした雰囲気の楽曲と、歌が前面に出すぎずボカロの声すら楽器の一つとして聴けるのがデカいと思います。とはいえ出来れば本人歌唱の方が嬉しいので、近作のシングル3曲は最高だし、このまま本人歌唱でアルバムでも出してくれたらかなりハマりそうな予感がしてます。