偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! File-3 人喰い河童伝説(2013)


工藤、市川、田代の制作チームの元に送られてきたのは、とあるカップルが撮影した河童の映像だった。
口裂け女を捕まえられなかった工藤はリベンジのため河童の捕獲に燃えるが......。



1作目は都市伝説、2作目はオカルトSFときて、今回は妖怪民俗ホラーという、毎度ホラーの中でもサブジャンルの味付けが変わっていくのが素敵。
というわけで、今回は河童ですが、前作で入院することになった工藤さんに代わって市川さんとカメラマン田代の2人で調査を開始します。市川さんが髪型を変えてやけに垢抜けて可愛くなってて、一気に好きになっちゃいました。
そして、工藤さんももちろんただ大人しくしてるワケもなく、途中から元気に参戦してくれて安心。関係者に「こっちも命懸けでやってんだよ。これ観てくれれば分かるから」と前作・前々作のDVDを渡すところと、どうしても例の呪物を使いたくて仕方ないところが今回の工藤さん可愛いポイント。
そして今回は工藤さんがいがみ合ってた相手と同じ河童捕獲という目的のために共闘するというめちゃくちゃアツい展開もあり、途中からは少年漫画でも読んでいるような感覚になりました。

怪異に関しても今回はシンプルに河童がヤバいというもので、登場人物も少ないのでストーリーに筋が通っていて今までで1番まとまりがあって良かった。まぁ前作のワケワカランワチャワチャもそれはそれで好きですけど。
最後も今までの話でもある意味1番オチがある感じになってて、最後までしっかり面白かった!