偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

ハウスシャーク(2017)

ついに家の中から襲来!
安全な場所などどこにもなかった!!

いやいやいやいや......。
なんでやねん......。

もうね、貴重な休日のアフタヌーンをこれほどまでに無駄遣いしてしまったことに忸怩ってますよ。


冒頭の、全裸の美女が便所で家鮫に喰われるというクライマックスはなかなか見ごたえがありましたが、その後で後日談が100分続くのが長かったですね。
全部で90分くらいならまだしもなんですけど、110分て!フィルマークスの点数2点以下の映画に許される長さじゃないっすよねまったく!

最初のうちこそ変なやつらがたくさん出てきたりしてそれなりに面白いけど、それからの長いこと長いこと。しかも中盤なんかほとんどペニスや肛門に関する無駄話とイラッとくるInstagramへの投稿ばっかりで眠いこと眠いこと。

そしてほどよく飽きてきたところでようやく終盤のわちゃわちゃしたところに突入するわけですが、この盛り上がらなさ具合も逆にすごい!わちゃわちゃとめちゃくちゃなことをしながらだんだん盛り下がっていくわけですから、逆に超絶技巧ですよね。どうやったらここまでテンション上げながらつまらなくなっていけるのかが分からない。
ラストシーンに至っては、下ネタ大好きな私でさえ「もうちんこの話はいいよ」って呆れてしまいました。てか妻子どうしたんだよ。妻子の話から始まったんだから妻子とハッピーエンドになるとこまでやれよ。無駄なシーンばっか多くて肝心のところまるっきり忘れてんじゃねえよクソが。


唯一良かったのはサメのぬいぐるみが可愛かったとこですかね。
まぁでもぬいぐるみと戦うっていう緊張感のなさが眠気を誘うので諸刃の剣みたいなとこはありますけどね。