偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

トップガン(1986)


天才的な腕前を持つが無謀な運転で問題を起こしてもいたマーヴェリックは、アメリカ海軍の中でもエリートの航空パイロットをさらに鍛え上げる訓練学校"トップガン"に入ることになる。相棒のグースと共に繰り出した街の酒場でチャーリーという美女に一目惚れするが、彼女は実はトップガンの教官で......。



今さらながら観ました!
まあもちろん面白かったけど、男のロマンに疎いのでそんなに刺さらんかったかも。

とりあえず主演の2人の顔面が美しすぎた。
トム・クルーズは童顔で可愛らしい感じで、最近の渋いイケおじになってからのが好きではあるけど、ヒロインのチャーリー役のケリー・マクギリスさんがオトナっぽいクールでゴージャスな美女なので、2人の対比が良い感じで一緒に画面に写ってると絵面が綺麗すぎて幸せな気持ちになります。
そこにTheアメリカという感じの風景とかファッションとかも入ってきつつ、空のシーンは抜けるような青空とメカニックな戦闘機が共存する映像がカッコよくてなんだかんだテンション上がっちゃいます。

そしてドラマとしても恋愛あり友情あり努力あり挫折もあるけど勝利ありみたいな王道のエンタメとして起承転結しっかり構成されていて面白いんだけど、今観ると王道すぎて全体としてはあんま印象に残らない話にも思えてしまいます。というか、やはり男のノリのお話なので恋愛要素が浮いて見えちゃうってのがあんのかも。男同士の間で話が進んでいって、絵面の華を添える以外にヒロインの存在意義があんまり感じられないというか......。
とはいえピアノ弾くシーンとか親友の妻と対面するシーンとかライバルとの最後のやり取りとか色々とグッとくる名場面は多かったっすね。

て感じで、男臭いノリはやや苦手なので刺さりはしなかったけど80sのハリウッド映画の王道みたいな感じでノスタルジー込みでまぁ楽しめました。
というか続編が評判良すぎるのでそっちも観たい。評判いいからには今観ても面白いようにアプデされてるはず!トムクルも渋みを増してるはず!楽しみ!