偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

新・死霊のえじき(1995)

タイトルだけで惹かれてDVDを買ってしまった本作。
もちろん『死霊のえじき』とは何の関係もございません。

新・死霊のえじき [DVD]

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  • ゲイリー・ミラー
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ロックコンサート帰りの若者たちがゾンビに襲われるお話なんですが、このゾンビが実は吸血鬼なんですよね。何を言ってるのか分からないかもしれませんが、私もよく分かってないので安心してください。
なんか、見た目はゾンビだけど実は吸血鬼なので陽に当たると焼けたりするし夜しか出てこないんですね。
そんで、本作はそもそも本当にDVDかよってくらい画質が粗いのに、夜のシーンばっかなのでまぁ観づらかった。
そしてなんかよく出てくる人みたいなのはいるんだけどキャラの掘り下げがなさすぎて誰が主人公かとか以前に登場人物の名前も顔も全く頭に入ってこないまま見終えてしまい、なかなかしんどかった。

ただ、自主制作みたいな映画なんだけどそのわりにはスプラッタ描写は頑張ってて好感が持てました。
特に終盤に出てくるアレの造形とか気合い入ってるし、終始シリアスなトーンでやってるからこそ際立つ阿鼻叫喚のあのシーンは良かった。
そんな感じで、まぁ別に全然お勧めしないというかどっちかというと観ないことをお勧めしたいけど、そうやって言えば言うほど気になってしまう私みたいなモノズキさんはぜひ観てください。どうせ止めても聞かないだろうからね。