偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

楽しいこと

最近、楽しいことがなくなりました。
いや、日々生きてて楽しいと思うことはもちろんある。私は恵まれた幸せな人間だ。
ただ、なんつーか、楽しいことが頭打ちになってるんですよね。全てが想定の範囲で、なんだか与えられた楽しさをこなしていくような感覚。楽しいことに飽きてるような。

それに比べてつらいことのなんと新鮮なことよ!
何回同じ間違いを犯してもその度に昼飯食えなくなるし、毎日目が覚めるだけでここまで新しい気持ちで失望できることに驚きます。

どう考えても、楽しいことよりつらいことのが重い。損得勘定で考えたら死んだ方が得なんですね。

そう思ってこないだ試しにドアノブで首を吊ってみたんだけど、これが思いの外苦しいのね。
最初は酔った時みたいにすう〜っと意識が遠のいて、気持ち良いという感じも分かるんだけど、途中で我に返ってもなかなか体が動かなくて、インフルエンザとかで高熱で一番やばい時みたいに目眩もぐわんぐわんして、意識も混乱する中で焦りだけがはっきり知覚されてるような感じ。

楽しいこととつらいことの天秤はおもっくそつらい方に傾いてたけど、死ぬことの恐怖と苦しみを楽しい側の助っ人として乗せるだけで、それは一気に逆転してしまいました。

どうすればいいのかしら。