偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2024-05-06から1日間の記事一覧

辻真先『深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説』感想

昭和12年、名古屋で開かれた「汎太平洋平和博覧会」。銀座で似顔絵などを描いて生計を立てる少年画家の一兵は、知り合いの新聞記者の瑠璃子さんの頼みで記事の挿絵を描くために博覧会に同行する。 名古屋で彼らは宗像伯爵の世話になるが、ある日伯爵の親友・…