偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

「きみに読む物語」というクソ映画に見る、人生のクソゲー性。

もし私が死んだらこれが遺書になるのでしょう。影響されやすいタチなので、ここ最近遺書にまつわる某小説を読んでいて、自分も書いてみたくなっただけです。深い意味はないし面白くもないし要するに愚痴なので読まないでください。読まれたくはないけどどこかに吐き出さないとまた苦しいから書く、いわば文章の形をしたゲロです。ゲロって物心ついて以来吐いたことないから、これがデビューゲロかな。



私は今年の元日に「きみに読む物語」という映画を観ました。
私はその脚本の素晴らしさに感動し、泣きながら「これは人生で一番好きな映画です」と言いふらしてきました。

http://reza8823.hatenablog.com/entry/2018/01/02/181824

↑これが私の解釈を書いたもので、かなり大袈裟に言ってはいますが、(ネタバレ→)老人はノアではなくロンであるということだけは、(ネタバレ→)ロンの「初恋は忘れられない」というセリフ、アルバムの写真、老婆の「思い出したの」からノアの元へ戻ったという「回想」が入る不自然さという3つの伏線から完全に意図されたものだと思っていました。

しかし、あるところで私の解釈が間違っているという証拠を見つけてしまったのです。

その証拠というのが、(ネタバレ→)エンドロールで流れるアリーの役名にノアの苗字が付いているということです。これについても私の解釈を正当化するために言い逃れできなくはないですが、私の解釈通りならそもそも(ネタバレ→)役名は「アリー」だけで十分なので、そこまでして言い逃れするのもバカバカしくなりました。

で、私の解釈が間違っていて、ストレートに観たままの話だとしたら......

クッソつまんねえ映画じゃねえか!!

一応原作も確認しようと思い、かといってもはやまともに読む気力は失せていたので最後だけパラパラ見ても、確かに私の解釈とは違うことが書かれていました。

きみに読む物語 (ソフトバンク文庫)

きみに読む物語 (ソフトバンク文庫)


苦しみました。この映画のことを思うだけで泣きそうになるのです。自分は狂ってしまったのか?いっそのこと壊れてしまえたら楽なのに、なんて考えながら洗濯をしました。

なぜ映画の解釈が違うだけでここまで苦しい気持ちになるのか......。

それは、私がまだ純愛というくだらないものを信じていたからでしょう。
私はこの映画の中に純愛を見ました。そして、それを有名な原作者や監督や役者が作っていて、たくさんのファンに支持されていることに希望を持ちました。純愛は確かにあるんだ、と。
しかし、それは私の思い込みでしかなかったのです。この映画に描かれている愛なんてのはただのエゴでしかなく、エライ人たちがそんなエゴをさも美しいみたいに描いて、この作品を良いということを良いとしている何も考えていない馬鹿たちが誉めそやしていることの醜さに耐えられなくなりました。
ああ、そうか、こいつらは純愛なんてハナから信じていないんだ。現実しか見てないからこうやってくだらない映画を「純愛泣ける〜😂😂」とかいって褒められるんだ。そうかそうか純愛なんてないんだね。

でも、純愛が存在しないだけならそこまで苦しくなりません。
「明日のお昼はラーメン屋に行くよ」と親に言われて楽しみにしていたら予定が変わって行けなくなって喧嘩する反抗期の少年みたいに、あると思っていたものがなかったからこそ苦しいんです。

私は誰かを本気で好きになれると思っていましたが、そんなことはないと昨年思い知らされました。それでも「きみに読む物語」という映画の中に純愛を見て、まだそういう場面に出会っていないだけでいつかどこかで純愛に出会う時があるかもしれないと、その救いに泣いたのです。
しかし、この映画は私を泣かせておいてからに手のひらを返しました。はは、おかしいですよね。別に映画に手のひらなんてありません。手のひらを返されたと思ったのは私が勝手に思い込んで勝手に違っていることに気づいたからでしかないんです。勝手に神聖視して勝手に傷つくなんてクソ野郎ですよ。ストーカータイプですよね。だからモテないんだよ、はは。ウケるし🤣🤣

結局、私は生きている意味があると思っていたんです。純愛という意味が。しかし、それがないのだと薄々感じ始めていたところに、映画の中でまであると思わされて実はなかったということになったから苦しいんです。生きる意味。大学に通って暇な時間を過ごして、観念的なことを考えるのになまじ慣れてしまったからこんなくだらないことを考えるんだ。だって生活が苦しかったらこんなこと考えてる暇なんてない。私は恵まれている。それなのにこんなこと考えてしまう自分の醜さが嫌になる。でも生きてる意味もないのに毎日頑張って働いて、それなのに馬鹿にされて、馬鹿にされるようなことすら出来なくてまた馬鹿にされてを繰り返すなんて理にかなってねえじゃん。幸せでも不幸でもないけど、これから先幸せになる確率は0%なのに不幸になる確率はどんどん上がっているし働かなきゃいけないだけでもどちらかといえばめんどくせえし寝てたいずっと寝てたい死んだらずっと寝てるようなもんだし私は死にたい。という話でした。

だから読むなっていったでしょ?

というここまで読んでる人がどれだけいるのかいねえかいないと思ってたらいたら恥ずかしいな別に恥ずかしくもないよもう彼女も友達もいないんだからネット上の知り合いとかネット上の知らない人になんと思われようがどうでもいい明日も仕事めんどくせえ早起きがつらい早起きしなくてよければまだいやでも起きることだけでめんどくせえずっと寝てたい働かなくても養われたい美人の石油王と結婚して一生寝て過ごすんだ死んだら一生寝て過ごすのと同じようなもんか死にてえ怖い死ぬのは怖いけど死んだほうがいいことは知ってるどうしようかとかいって死ねねえよクソだな人生ってクソゲーだわ。