偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

キングスマン

 

 

「私たちは光った 意味なんてなくたって」(RADWIMPS『光』より)

 

 

 

 

製作年:2015
監督:マシュー・ボーン
出演:コリン・ファースタロン・エガートンマイケル・ケインサミュエル・L・ジャクソンソフィア・ブテラマーク・ストロングソフィー・クックソンマーク・ハミル、ジャック・ダヴェンポート

 

☆4.0点

 

今見終わって、興奮の赴くままに書いてます。普段以上に雑な感想です。
既にアクション映画の金字塔のような扱いを受けている作品なのであらすじを書く必要もないでしょう。簡単な言えばスパイものです。


潔いほどにエンタメだけを志向した作品なので


"めっちゃカッコよかった!"
"みんな観るんだ!"


以外の感想も本当は必要ないでしょう。

 

けどまぁそんだけなのもアレなので蛇足を少しだけ書きます。

 

作中の「これが映画なら......」というセリフに象徴されるように、オーソドックスで古典的な「カッコいい映画」「イカす映画」「シャレの効いた映画」らしい演出を確信犯的にキメまくってきます。
古典名作のお約束を意識的に茶化しておきながら、その茶化し方がより高次の格好良さへと止揚されているのがサイコーですやん!!
スパイアクションなのに××まで飛んで××××を撃つなんてシーンまであったり動物でほっこりさせるのも忘れません。ゴア描写もけっこうエグくて、最初の半分にするシーンをはじめスプラッタホラーファンにも楽しいからすげえや!!ホントに全部乗せ!!
あと「シャイニング」オマージュいいね!「シャイニング」自体は好きじゃないけど「シャイニング」オマージュのある映画は大体好きですよ私は。

 

で、そんな古典的なネタをふんだんに使いながら、アクション部分はもちろんこれまで観たこともないようなスタイリッシュさを誇っています。あ、アクション映画普段見ないから適当に言ってますスミマセン。
でもほんと、(ネタバレになるからRADWIMPSのアルバム名に喩えてボカしますけど)人間開花のシーンはサイっっコーー→→→→→→→→ですね!!誰かあの場面のGIF画像とか持ってたらください。

 

ちなみに続編が決まってる(てかもう出来てる?)らしいですが、そうなるとサミュエルLジャクソンのあのキャラ設定は伏線ですよね?すでに2への伏線がしっかり張ってあるのもお見事!

映画館で観るべき映画だったと思うので「2」は必ず映画館へ足を運びます。

 

 

人間開花(通常盤)

人間開花(通常盤)