偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

西澤保彦『腕貫探偵、残業中』読書感想文

『腕貫探偵』に次ぐシリーズ第2弾となる短編集です。腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2012/06/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る 前作は各話で「腕貫さんの簡易相…

チャイルド・マスター

はい、今日はさっき見たB級スラッシャー的なヘンテコ映画を紹介します。 チャイルド・マスター [DVD]出版社/メーカー: タキ・コーポレーション発売日: 2008/03/07メディア: DVD クリック: 22回この商品を含むブログ (2件) を見るタイトルとジャケ写からも分…

松井玲奈『カモフラージュ』読書感想文

昔は話題の本とか避けてたんですけど、この歳になってそういうのも逆に恥ずかしいなと思い、話題書のこちらを買ってみたわけでごんす。カモフラージュ作者: 松井玲奈出版社/メーカー: 集英社発売日: 2019/04/05メディア: 単行本この商品を含むブログを見る著…

千澤のり子『シンフォニック・ロスト』読書感想文

「いつも一緒にいたかった となりで笑ってたかった」(PRNCESS PRNCESS『M』より) こないだオフ会に行った時に話題に上がったので気になって読みました。なんせ、Amazonのマケプレで3万円とかついちゃってる稀覯本なので図書館で借りるしかなかったのですが、…

やみよいくよ。

サカナクションの6年ぶりのアルバムが出た。 4月に発売決定と発表されてからさらに延期したことに対して根に持ってるから言わせてもらうと、正確には6年3ヶ月ぶり、のアルバムだ。6年と3ヶ月前、2013年の3月。 私は高校を卒業して大学に入る直前の、最も輝か…

道尾秀介『光』読書感想文

はい。ちょっとご無沙汰してましたが、道尾秀介補完計画の最後の一冊がこちら。 これで離れていた時期の道尾作品のうちで文庫になっているものは全て読み終えたことになります。光 (光文社文庫)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/08/06メデ…

西澤保彦『腕貫探偵』読書感想文

はい、私的西澤保彦ブームなので、ついにこの今だと代表作というか一番メジャーであろう腕貫探偵シリーズに手を出しましたよ。腕貫探偵 (実業之日本社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2011/12/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック:…

思い出のラーメン

お題「思い出の味」 突然の謎の投稿をごめんなさい。フォロワーさんに「たまにはなんかエッセイでも書いてみたら」と言われ、「食べもの」というお題を出されたのですが、正直お題の範囲が広すぎるわとちょっとぷりぷり怒っていたところ、こちらの方のお題ル…

道尾秀介『笑うハーレキン』短文感想。

書くのサボってましたが道尾補完計画の続き。サボってるうちに忘れてきたのでサラッとにしときます......。笑うハーレキン (中公文庫)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/01/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 経営…

西澤保彦『笑う怪獣』読書感想文

またしても西澤保彦。 笑う怪獣 (実業之日本社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2014/04/04メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 今作は、主人公のアタル、京介、正太郎という独身トリオがナンパをしに行くたびに怪獣やら宇宙…

今月のふぇいばりっと映画〜(2019.5)

こんにちは。 今月は割と新作多めでお届けいたします。 search/サーチ 怪怪怪怪物! クーリンチェ少年殺人事件 ヘレディタリー/継承 search/サーチ Search/サーチ (字幕版)発売日: 2019/02/13メディア: Prime Videoこの商品を含むブログを見る 妻を亡くし、…

イット・フォローズ

例によってフィルマークスに書いたのを流用ですが、なんせ支離滅裂な文章になってしまいながらこれ以上どう書けばいいのかまるっきり分からないのでとりあえずそのまま置いときます、という感じ。 推敲したいのはやまやまですけどもう眠いからそのまま載せて…

西澤保彦『殺意の集う夜』読書感想文

またしてもの西澤保彦ですね。殺意の集う夜 (講談社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/03メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 友人の園子に無理やり連れられ嵐の山荘を訪れることになってしまった万理。そこには、一癖も…

indigo la End『藍色ミュージック』の感想だよ

2枚目と4枚目を書いたんだからということで、今回はindigo la Endの3枚目のフルアルバム『藍色ミュージック』の感想だよ。もう私はメジャーデビュー以降のindigoのアルバムの感想を書くのをライフワークにしますよ。 藍色ミュージック(通常盤)アーティスト: …

西澤保彦『小説家 森奈津子の妖艶なる事件簿 両性具有迷宮』読書感想文

『両性具有迷宮』を改題、『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』と同じく実業之日本社文庫から新装文庫化された、森奈津子シリーズの2冊目です。小説家 森奈津子の妖艶なる事件簿 (実業之日本社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2015…

法月綸太郎『パズル崩壊』読書感想文

パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2015/12/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 法月探偵が出てこない初の短編というのを含む、全8編のノンシリーズ(?)短編集です。一応…

上田早夕里『魚舟・獣舟』読書感想文

普段ほとんどSFって読まないんですけど、これはなんだかあまりにもツイッターとかでの評判がよろしかったものですからつい買ってしまったのですが、たしかに面白かったです。魚舟・獣舟 (光文社文庫)作者: 上田早夕里出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/01…

西澤保彦『死者は黄泉が得る』読書感想文

たしか去年あたりに「今年は西澤保彦を読むぜ」と息巻いたものの実は3冊くらいしか読んでなかったので、今年こそはマジで西澤保彦を読むぜ!......というものまぁアテにならないけど、気が向いてるうちは......。死者は黄泉が得る (講談社文庫)作者: 西澤保…

エンジェル、見えない恋人

ルイーズという女性は精神病院の中で息子のエンジェルを出産するが、彼は先天性の透明人間だった。思春期になったエンジェルは、マドレーヌという盲目の少女と恋に落ちるが......。エンジェル 見えない恋人 [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2019/…

牧薩次『郷愁という名の密室』読書感想文

辻真先の変名で、本格ミステリ大賞を受賞した『完全恋愛』でおなじみの牧薩次。本作は彼の2作目の長編にして今のところの最新作。平成も終わったことですし、牧氏には平成版『完全恋愛』みたいなのも書いて欲しいところですよね。郷愁という名の密室 (小学館…

スピッツ『とげまる』今更感想

はい、スピッツ全作感想シリーズ第3回。 今回は、記念すべき、私が初めてリアタイで新作で自分のお金で買ったスピッツのアルバムである『とげまる』です!とげまるアーティスト: スピッツ出版社/メーカー: A-hi Records発売日: 2010/10/27メディア: CD購入: …

今月のふぇいばりっと映画〜(2019.4)

令和元年あけましておめでとうございます⛩ とは言ったものの、特にそんなに感慨もなく相変わらずごろごろして過ごしています。きっと世界が終わるとしてもそんな感じなんでしょう。 それでは4月のふぇいばりっとです。 暗殺のオペラ ワンス・アポン・ア・タ…

道尾秀介『鏡の花』読書感想文

道尾ブーム第何弾かもう忘れたけどこれも未読だったので読みました。鏡の花 (集英社文庫)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/09/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る本書は同じ集英社刊の『光媒の花』に連なる連作群像劇....…

小川勝己『イヴの夜』読書感想文

非モテ青年の光司にやっとできた恋人・真由子。しかし、彼女は何者かに殺された。 一方、デリヘルに勤めるひとみは、店の運転手の男に淡い好意を寄せるが......。上手く生きられない2人を描いた、号泣必至の切ない極上ラブストーリーです。イヴの夜 (光文社…

バリー・リンドン

最近映画記事をまるっきりサボっていたので、久しぶりにこないだ見た最高な映画について載せときます。まぁ転載だけども......。バリーリンドン [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2012/11/07メディア: Blu-ray クリック: 15回この…

道尾秀介『月と蟹』読書感想文

はい、道尾リバイバル第4弾。 2009年から毎回連続で直木賞候補に名前の上がっていた道尾さんがついに5度目の正直で受賞を果たしたのが本作。 その当時には「あ、道尾秀介とったじゃん」と思ったものの、個人的には道尾離れの時期だったのでそれから放置して…

伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』読書感想文

最近中学の時にハマってた道尾秀介の未読作品を補完していってるのですが、その流れで同じく中学の時にハマってた伊坂幸太郎の未読作品も読みたくなって買い揃えてしまいました。そんなわけで、しばらくは道尾と伊坂を行き来するような生活が続きそうです。…

道尾秀介『カササギたちの四季』読書感想文

My道尾リバイバルブーム第3弾は、ミステリ界隈でも話題になったこの作品。リサイクルショップを営む華沙々木と、その友人で唯一の店員である日暮、そして店に入り浸る中学生の菜美ちゃんの3人が四季折々に出会うちょっとした事件たちを描いた日常の謎連作短…

道尾秀介『水の柩』読書感想文

というわけで、道尾熱が再燃したことによる道尾秀介強化月間の第2弾です。 老舗旅館の息子の逸夫は、中学校の文化祭をきっかけに同級生の敦子と親しくなり、彼女にタイムカプセルに入れた手紙を取り替えるのを手伝ってくれと頼まれる。普通な自分の退屈な生…

キアロスタミの『ジグザグ道3部作』を観ました。

はい、というわけで3月のふぇいばりっとの番外編として、キアロスタミ監督による『ジグザグ道3部作』の軽い感想をまとめときます。 TUTAYAの発掘良品やシネフィルWOWOWの「今月の巨匠」のコーナーで取り上げられたりと、今、映画ファンの間でプチブームのキ…