偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

小説

柾木政宗『NO推理、NO探偵?』読書感想文

でーん!第53回メフィスト賞受賞作! 誕生日が10月なので誕プレとしてフォロワーさんに頂きました。 見えそうで見えない表紙を、本の角度を変えたら見えないかな〜と奮闘していると、帯のハイテンションな惹句が目に入ります。 「メフィスト賞史上最大の問題…

井上夢人『ダレカガナカニイル』読書感想文

岡嶋二人の文章担当の人のソロデビュー作です。 警備会社に勤める主人公の悟郎は山奥にある新興宗教団体の修行施設を警備することになる。その夜、悟郎は自分に目に見えない何かがぶつかるのを感じ、直後、悟郎と同僚の目の前で施設から出火。焼け跡からは死…

貫井徳郎『修羅の終わり』読書感想妄想憶測文(※全編ネタバレのみ)

《これまでのあらすじ》明日、この作品で読書会をするのですが、困ったことに自分の考察を全くまとめてないっ!焦った私は仕事の昼休み、晩御飯の時間、お風呂の中、あらゆる隙間時間を使って1日でとりあえず分かったことだけ纏めました。 新装版 修羅の終わ…

太宰治『人間失格』読書感想文

若い頃の方が感受性が豊かである、というのは嘘だ。この作品を中学生の頃に読んだ時にはなんかヤバいものを読んだという気がしただけでそのヤバさが全く分かっていなかったが、先日何となく自分は人間未満なのだ!とはっきり気付いて、これを読み始めた。最…