偽物の映画館

観た映画の感想です。音楽と小説のこともたまに。

2020-05-07から1日間の記事一覧

西澤保彦『黄金色の祈り』

昔読んだやつ。黄金色の祈り 文春文庫作者:西澤 保彦発売日: 2003/11/08メディア: 文庫 主人公の経歴が西澤保彦本人と同じという自伝的私小説......なのか、あくまで全てフィクションであって自身をモデルにしているのもフェイクなのか......。いずれにせよ…

西澤保彦『殺す』

昔読んだやつ。殺す作者:西澤保彦発売日: 2013/07/05メディア: Kindle版 同じ学校に通う同じ学年のの女子高生たちが殺害され、靴下を持ち去られる連続殺人事件。捜査をする刑事たちは、すぐに同僚の異変に気付き......。ミステリとしては特に変わったところ…

西澤保彦『転・送・密・室』

昔読んだやつ。転・送・密・室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)作者:西澤 保彦メディア: 文庫 「現場有在証明」 キャラ紹介も兼ねているため、ミステリ部分はかなり駆け足な印象。超能力の設定の説明が終わったと思ったらもう解決という感じで、いまい…

西澤保彦『黒の貴婦人』

最近また西澤保彦を読み出したので、昔読んだやつの当時の感想をブログの方に移植しておきます。 黒の貴婦人 (幻冬舎文庫)作者:西澤 保彦発売日: 2005/10/01メディア: 文庫 タックとタカチたちのシリーズの短編集。時系列はバラバラなので、よく言えばいろん…

西澤保彦『夢幻巡礼』読書感想文

刑事で殺人鬼の奈蔵の元へ、10年前の凄惨な事件の際に姿を消したリュウから「事件現場の山荘にいる」という電話が来る。 嵐の中2人の女性が惨殺されたあの事件の日、リュウは確かに自分が姿を消して10年後に戻ってくることを仄かしていた。 奈蔵は上司の能解…