昨今では珍しく新人賞などは取らずに本書でデビューし、その後もう一冊だけ長編を上梓したっきりの幻の探偵作家、倉野憲比古。 ずっと前にフォロワー氏に勧められていたものの文庫派だからハードカバーはなぁ......などと言っているうちに読む機を逸していた…
教師のロイは、余命短い父親を看取るために故郷の町へ帰る。あるきっかけでかつて弟が起こしたとされる事件の謎を探るうちに、ロイは父の過去と弟の死にまつわる蜘蛛の巣のような謎に絡め取られていき......。蜘蛛の巣のなかへ (文春文庫)作者: トマス・H・…
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